東スイスで開催される、スイス最大の農業・食品見本市OLMA(オルマ)

公開日 : 2016年10月19日
最終更新 :

ザンクト・ガレン(Gt. Gallen)で秋に行われる、スイス最大の農業・食品見本市「OLMA(オルマ)」。

毎年10月に11日間開催される一大イベントです。

目玉は、牛や豚の品評会(購入可)、スイス産の食品(チーズ、ハム、サラミ、チョコレート、パン、クッキーなど)の試食、ワインやケーキなどでしょうか。

スイス最大の規模で展開されるため、会場のOlma Messe(オルマ・メッセ)をゆっくり回りたければ1日は必要なほど。

入り口では、さっそくアルプホルンの生演奏がありました。

注目したい展示のひとつ、リンゴをはじめとしたフルーツと野菜を使ったアート。

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中央にはスイスの国旗が再現されていますね。

牛が展示されています。

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子供たちは間近で見る大きな牛におおはしゃぎでした。

豚も展示されています。

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母は強し?! 大勢の見物客の視線などもろともせず、母豚はのんびり寝転んで授乳中。コロコロした子豚もかわいい!

「子豚だよ〜、触ってみる?」とおにいさん。

ひよこはスイスでも子供に大人気!

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奥の広場では馬の行進や子豚レースなども開催されます。OLMA会場の入り口でもらうパンフレットを見ながら、お目当てのイベントに合わせて館内を移動します。

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館内での展示は、大きくわけて、「乳製品(チーズ、フォンデュチーズ、ヨーグルト、ヨーグルトドリンクなど)や肉製品(ソーセージ、サラミ、生ハムなど」、「チョコレートやクッキー、パン、オリーブオイル、ソースなど」、「ワイン類」、「家具や家電」、「調理器具」。

試食し放題なのは、乳製品や肉製品の展示場です。

東スイスを中心に、いろいろな会社が新製品やロングセラー商品を惜しみなく展示していて、店員さんに質問したら特徴や違いなどを説明してくれます。

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チーズのスタンドは、全部回るのに1時間はかかるくらいの充実ぶり。

フォンデュの実演では熱々のチーズを楽しめます。

疲れたら施設内のレストランか、館外のベンチなどでも休めます。

館内の熱気に疲れたのか、外で涼みながらOLMA Wurst(オルマ・ブルスト)を楽しむのもこのイベントでのマストのひとつ?

オルマ・ブルストはザンクト・ガレン州の名産で、仔牛肉、豚肉、脂身、牛乳で作られた白いソーセージです。

ソーセージにマスタードをつけて食べるのが大好きなスイス人も、このオルマ・ブルストにはマスタードはつけない!と言い張る人が多いほど、こだわりがあるそうです。

オルマ開催期間は臨時電車やバスが運行され、ザンクト・ガレン州をあげてのお祭りになります。

会場の外からザンクト・ガレンにかけては出店が溢れ、夜遅くまで「オルマ気分」を楽しむのは若い人たちだけではなく、50代や60代も同じ。

36万人以上の人々が訪れた、一見の価値ありのイベントなので、ぜひお立ち寄りください!

< OLMA >

次回は2017年10月12日から22日に開催されます。

入場料:大人17フラン(約1870円)、子供10フラン(約1100円)

スイス国鉄SBBとのお得なコンビチケットも販売されます。

GAを持っている場合は、ザンクト・ガレン以外の駅で2フラン引きのチケットも購入可。

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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