アッペンツェルの寒い冬に向けて、暖炉用の薪を準備

公開日 : 2016年11月24日
最終更新 :

アッペンツェル・アウサーローデン準州にある我が家は、標高でいうと800m以上のところにあります。(東京にある高尾山は標高600mくらい)

スイスの大都市チューリッヒの標高が400mくらいなので、約2倍の標高。

なので、気温はチューリッヒに比べると3度から5度くらい低いこともしばしばです。

そんな場所にある築500年くらいの古い木造の我が家では、未だにエアコンや床暖房はなく、薪をくべる暖炉で家を暖めています。

その暖炉にくべる薪なのですが、切らなければならなくなった庭の木を薪用に割ることもあります。

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アニメ『アルプスの少女ハイジ』に出てくるおんじがよくしている作業ですね。

私も、夫の祖父が使っていた斧を使って、古い切り株の上で、木を割ります。

でも、そんなに木があるわけではないので、業者から買うのが一般的。

我が家の暖炉で使う薪は、1回15kgから20kgです。

1日1回薪をくべれば足りるので、1ヶ月で600kg、11月から3月の6ヶ月で3600kgの薪が必要。

我が家は暖房用とお湯用と2つの暖炉があるので、ざっくり計算すると春までに6000kgから7000kgの薪が欲しいところです。

そこで業者に6000kgほど注文して、その半分が到着しました。

短め(50cmくらい)のと長め(80cmくらい)のと、2種類の長さが混ざっています。

木の種類は、モミとブナの2種類。モミは重くて、硬くて、中身がつまった感じなので、燃え始めはゆっくりですが、持続時間が長いのが特徴。反対にブナは軽くて、柔らかくて、すかすかした感じなので、すぐに燃え始めて、燃え尽きます。

さて、この3000kgの薪を暖炉の横、家の中の階段のそば、そして屋外に重ねていきます。

その作業時間は、夫とふたりでして約3時間半!

生まれて初めて使った筋肉があった・・・と感じました。

階段の下に積んだ薪。

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屋外に積んだ薪。

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この場所は、3m x 2mくらいの広さ。

バランスを考えて、縦と横と交互に薪を積んで、高さをだしていきます。

使い方は、こんな感じ。

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一番下に、火をつけやすくするファイヤースターターを置きます。

その上に、細くて薄い、割り箸くらいの枝や板を2〜3本(枚)重ねます。

さらに、太さ2cmか3cmの細い棒を2段くらい重ねます。

そして、軽いタイプの木(ブナ)を重ね、最後に暖炉の上まで重いタイプの木(モミ)をめいっぱい入れます。

この暖炉は、奥行きが1m30cmくらいあり、奥は隣のリビングルームにつながっています。

暖炉については、こちらこご覧ください。

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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