アッペンツェル地方の花粉症

公開日 : 2017年03月07日
最終更新 :

日本でも猛威をふるっている花粉症。

ここスイスでも、国民の15%が花粉症に苦しんでいるという統計結果もあるそうで、年が明けるとくしゃみ・鼻水・鼻づまりに悩む人が増えてきます。

2017年3月上旬のアッペンツェル地方は、曇りの日が多くてどんよりしています。

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まだ芽がついていない、葉っぱも落ちた状態の木々。

新緑がなつかしいなぁと、芽を探しながら村を歩いていると、この木をよくみかけます。

これは、ヘーゼルナッツの木。

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実はこれが、花粉症の原因となっているのです。

色は黄緑と黄色のあいだくらいで、森のない街中だと、自転車や車の上、道路のわきにびっしりつもることがあるくらい。

アッペンツェル地方の我が家の周辺は、森、森、丘、森、という環境なので、うっすら自転車の上にたまることはあっても、花粉は風に飛ばされて土に吸収されるためか、真っ黄色の道にはなりません。

薬屋さんの広告も、「花粉?くしゃみ、大変!」というようなキャッチでいろいろな薬が売り出されます。

スイスでは、次のような花粉が主に飛び始め、数ヶ月は空中に飛散しているとのこと。

1月:ヘーゼルナッツ

2月:ハンノキ

3月:ヤナギ、ポプラ、シラカバ、トネリコ

4月:プラタナス、ナラ、ブナ

5月:シバ、ヘラオオバコ

6月:スイバ、ライムギ

7月:イラクサ、ヨモギ、ブタクサ

8月:リンデン、クリ、アキノキリンソウ

ハイキングをくしゃみなしで楽しむためにも、花粉症対策はしっかりしたいものですね。

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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