アッペンツェル地方、女子修道院の消炎液

公開日 : 2017年03月17日
最終更新 :

スイスには未だに、深刻ではない風邪や体調不良を、化学的な薬ではなく、自然の力で治したいと考えている人が多くいます。

Naturheilmittel(ナトゥアハイルミッテル、自然療法)ということばが、薬局の店頭でも見かけますし、街に診察室のような形でよく開業しています。

アッペンツェル地方にも自然療法は根付いていて、現代になっても診察室を訪れたり、薬局で薬用品を買う人が少なくありません。

女子修道院が、昔ながらのレシピと材料でさまざまな薬用品を作っているのですが、これまた根強いファンがいます。

今回ご紹介するのは、Balsam Rot(バルサム・ロート、赤い軟膏や鎮痛剤)。

瓶に入っている液体で、「内臓など消化不良にいい家庭薬。食欲不振や倦怠感、口や喉の炎症にいい」そうです。

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内臓の不調には、20〜30滴を水に入れるか、砂糖にかけて、そのまま服用します。

口内や喉の痛みには、グラス半分の水に、コーヒースプーン半分ほど液体を入れて、口をゆすぎます。

材料は、シナモン、ローズマリー、アニス、マジョラム、ベルガモットなどが入っています。

これはまだ試したことがないので、試したらご報告しますね。

100ml入り、15.00フラン(約1680円)

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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