女神テミスも微笑む 学校祭に遊びに行きませんか?
カザフスタンの首都アスタナの秋はあっという間に過ぎてきます。紅葉もそろそろ終わ
り、昼間はまだマイナスになることはありませんが、すでに初雪が降ったりしています。
日本でも秋といえば学祭の季節。大学によってはOBも巻き込む一大イベントですよね。
ここアスタナでも今週、『カザフスタン人文法科大学』の大学祭が盛大にとり行われま
した。学生数は4,500人、独立後設立され、遷都とともにアスタナへ移転した大学です。
法律系の大学として弁護士、検察官、裁判官など法曹関係者を数多く輩出している同大
学の校舎前には、『LAW IS THE ART OF KINDNESS AND JUSTICE』のプレートが。
校章は、掟の象徴かつ正義の女神であるギリシア神話のテミス。 片手の天秤は当事者の
利益衡量、すなわち正義を象徴し、一方の法律書は正義の執行を象徴しているそうです。
大学は今年20周年。地元の友だちから、「ダンスとかあって楽しいよ~」との誘いを
受けたので行ってみることに。場所は以前ブログでも取り上げた中央コンサートホール。
大統領府から歩いてすぐ近くにある緑色の大きな建物へ、ふたたび潜入してみました☆
中には沢山の人たちが。学生さんだけでなく、子どもから大人までとってもにぎやか。
フェスティバルでは、先程ご紹介した可愛いらしい女神テミスが学長さんとスピーチを。
場内は1階が一般と審査員席。2階には三色の団体旗を掲げたそれぞれの学科の応援団。
法学科、経済ビジネス学科、国際関係法学科が、各科ごとに青、黄、緑をチームカラー
とし、ウエーブしたり、風船を飛ばしたり、ヤジったりしながら盛り上がってました。
そのほか、20周年ということで数字『20』にちなんだコントや
民族衣装をまといながらの、民族楽器ドンブラを使った巧みな演奏。
そして一糸乱れぬダンス。中にはブレイクダンスやヒップホップなんかもありましたよ。
最後に待ちに待った審査結果の発表。熾烈な争いの末これを制したのは、チームカラー
ブルーの法学科の学生たち。彼らにはとっても大きな優勝杯が贈呈されました。パチパチ
『法は思いやりと正義の芸術である』。法治国家と民主主義の意味を追究しながら、こ
れからカザフスタンの未来を背負う若いパワーの一端を垣間見た、そんな秋の夜でした。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。