緑滴る住宅街 アギア・パラスケヴィ

公開日 : 2008年05月16日
最終更新 :

 アギア・パラスケヴィは、緑の多い住宅街として知られています。ランドマークは広場にある美しいアギア・パラスケヴィ教会。この教会はアテネ周辺の有名な教会のうちのひとつで、聖女パラスケヴィに由来します。ちなみに「アギア」は「聖なる」(英語のセイント)という意味です。

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 このアギア・パラスケヴィ(略してアギパラ)に住む私、「ここジャングル?」と見まがう緑滴る環境が気に入ってます(画像はテラスからの眺め。葉っぱや花粉の掃除が大変です...)。住宅地としてかなり早くから開発されたため、一軒家も集合住宅もたくさんあります。近所をウロウロしていると、可愛らしい小さな美術館や図書館を見つけたりします。

 うちから徒歩3分くらいのところに、人気ロックミュージシャン、ラキス・パパドプロスさんのおうちがあります。ちょっと荒れ気味?の庭や家の前に路駐しまくっている年代もののクルマは彼の趣味。テレビにもたまに出ていますが、なかなかワイルドで 豪快な方らしく(ギリシアの永ちゃん?!)年に1度、パーティが行われ、近所の住民も無料招待してくれるらしいです。まだ行ったことはないのですが、ぜひ今年はいってみようと思います。たまに通りかかると、家の前の道の掃き掃除などなさっていて、挨拶もしてくれます。有名人なのに気さくなおじさんです(^^)   

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 フォトジェニックな可愛い一軒家も多い界隈です。日本でピンクや赤にペイントした家があるとたいてい奇天烈でひきまくりますが^^;なぜかしっくりなじんでいるのが不思議です。

 都心シンタグマまで8kmなので、道が空いていればクルマで15分で都心に。そして...ついに...この地区に地下鉄2駅「ノミズマトコピオ」と「アギア・パラスケヴィ」が今年9月にオープン!と思っていたら案の定...延期。延期しまくりなので、当初の開駅予定がいつだったか、もはや忘却の彼方。ここはギリシア=遅延は日常茶飯事です。 現時点で2009年(ついに何月か明言しなくなりました^^;)にメトロのブルーライン(ライン3)「エスニキ・アミナ」駅の次に「ホラルゴス」駅が新設、そして前述の2つの駅が新設され、下り方面の「ハランドリ」駅と繋がります。上りも都心「シンタグマ」駅まで約10分で行けるようになります。

  ブルーラインは都心からエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(長ったらしい名なので略してエルヴェル)に行ける郊外鉄道に乗り入れていますが、なんと半年間、エルヴェル空港からエスニキ・アミナまで工事で不通になるという話も。観光がピークを迎える夏はありえないと思いますが、まあここはギリシア、何が起こっても不思議じゃありません^^; 

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 アギパラには噴水のある気持ちの良い広場や、ショッピングアーケード、カフェ、レストラン、銀行と何でもありますので、都心へ出かけなくても全て事足ります。アメリカンスクールやカレッジ、フレンチスクールなどがあるので、通りはいつも英語やフランス語を話す学生がブラブラしています。 アメリカ人が経営しているお店もあり、英語がよく通じます。週末は学生に加え、周辺から訪れる人々も多く、明け方までレストランやカフェバーは賑やかです。

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 そして3ヶ月くらい前のある日、突然なんの前触れもなく(気付かなかっただけとも...)大理石をふんだんに使った瀟洒なレストラン「ダ・ヴィンチ」がオープンしたのでした。フェラーリクラブと隣接でオープンしたので、「どうせフェラーリを何台も乗り回してるお金持ち専用の施設なんだろうなー」と遠巻きに見てましたが...それにしても入っていくお客をみている限り、フツーの雰囲気。聞いてみると「ダ・ヴィンチ」部分はフェラーリクラブとは別で、誰でも入店できることが判明!「やったー!」と早速、予約を入れようとしたら———予約で一杯でした———ガックリ...。

 しかし先々週、思いがけず予約がとれて(しかも金曜の夜!)ちょっとお洒落をして出かけたのです♪...が...。その模様は次回、ご紹介します〜。

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