やっぱりサントリーニが好き PART2 フィラ

公開日 : 2008年08月29日
最終更新 :

 前回に引き続きサントリーニ島、今回は島内で一番、賑やかなフィラの街です。空港からレンタカーをかりればそのままホテルや目的地に向かいますが、クルマではない場合、フィラが島の交通の拠点のため、多くの旅行者はバスを使ってフィラに出ます。

 またクルーズ船はフィラの崖下のオールド・ポートに着きますので、テレフェリクというリフトかロバ、徒歩などで街まで登ることになります。私は未経験ですが、ロバ乗りは突然、ロバが立ち止まったり激しく揺れたりで、落っこちないようにしがみついているのが大変なようですよ(笑)。

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フィラからはサントリーニ島より火山活動で分離した火山島も眺められます。下の写真の黒い陸地が火山島。船で渡って火口近くを巡るのも迫力があって人気のようです。温泉もありますが、もちろん日本の温泉のイメージとはかけ離れており、船から温泉部分の入江にダイブするようなかんじ(^^;私は足のつかない荒波で泳ぐのも平気な野生児(?)なのでいいですが、泳ぎの苦手な人は絶対やめた方がいいでしょう。

 また街中に考古学博物館やメガロン・ギジ博物館(古代ではなく16〜19世紀の絵画や衣服などが展示)があります。

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 フィラにはお洒落なレストラン、カフェバー、アクセサリーショップなどが軒を連ねています。食事はやっぱりフィッシュタヴェルナがベスト。新鮮な魚介類を炭火で焼いていただくシンプルな料理が一番美味しいです。以前、紹介したファバ(レンズ豆のマッシュペースト)もサントリーニでよく栽培されており、風味豊かです。

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 崖に白い建物がびっしりと並んでいて、昼間も夜もフォトジェニック。夜が更けて行くと共に人々のざわめきや街の喧騒も大きくなり、夏の間はまさに眠らない街です。

 ここから南西約16kmにアクロティリの遺跡があります。アクロティリは紀元前1450年頃のミノア文明の遺跡。当時の文明の高さを物語る見事なフレスコ画が発見され、アテネの考古学博物館で見ることができます。フィラからアクロティリ行きのバスも出ていて遺跡から徒歩15分くらいのところには、人気のレッドビーチがあり、雄大な景色とどこまでも青く澄んだ海水を楽しめます。(追記:アクロティリは新天井ができたものの、再びそれを壊し、この9月から新々天井建設がスタート。よって再び少なくとも1年は閉鎖) 

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 サントリーニにはワイナリーもあるので、ワイン好きはテイスティングも楽しいでしょう。総じてフルーティーな甘口のものが多く、女性向。私は辛口が好きなので、サントリーニワインはあまり飲みませんが、中にはすっきり淡麗系もあります。現地で飲むと何でも美味しく感じますけどね(^^)

 サントリーニに限らず、夏のエーゲ海はなんでも値段が高いのが問題!たまたま知人がホテルオーナーなので、半額以下で泊まらせてもらえるため何度か行っていますが、通常価格で行くとなると何かの記念にかこつけないと踏み出せないかも…。でも日本からならめったにない機会ですし、やっぱりハネムーンにはうってつけではないでしょうか。ヨーロッパでは屈指のリゾートとして名を馳せていますが、日本ではまだまだメジャーじゃないので人とは違うところに行きたいカップルにもおススメ。

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 ハリウッドスターなどのセレブにも遭遇率は高いですよ。私の知人はふと気付いたら宿泊ホテルのプールでリチャード・ギアが泳いでいたそうです。

 「世界中のビーチリゾートに行った中で一番よかった!」という声をアメリカ人やオーストラリア人からも聞いたことがあります。実際、「ギリシア人は世界中、旅しても満足するビーチを見つけることはできない=自国のエーゲ海のビーチが素晴らしいから」というお国自慢の言い草もあります。

 サントリーニのビーチはとても洗練されています。食べ物や飲み物のメニューが運ばれ、ホテルのバーのようにカクテル、ワイン、ウィスキーと何でもあり。ちょっとしたオードブルもレストラン並みです。紺碧の海を眺めながらキリッと冷えた白ワインを飲み、デッキチェアに寝そべれば、日頃どんな忙しい人でも優雅なバカンス気分に浸ることができるでしょう。

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