ギリシアのクリスマス&年末

公開日 : 2008年12月24日
最終更新 :

 12月のクリスマスムードの中、同時多発的におこった暴動で、落ち込み気味なアテネ。 元来、ギリシア人は外出好き、浪費好きなので、年末は他のヨーロッパの国へ旅行に行ったり、パーティなどで明け方近くまでバーやレストランなどで楽しむ人々もいましたが、、近年は不景気のため、ホームパーティが多いような気がします。また暴動騒ぎで今に至っても中心街には出かけないようにと日本大使館からの注意喚起の連絡がきていたりして、なんだかひっそりとしたクリスマスという印象を受けます。

 でも本来のクリスマスとしては、家族で集まり、自宅でゆっくりと落ち着いた時間をを過ごすのはいいことだなと思います。

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 ウチのクリスマスツリーは小ぶりですが、住んでいるマンションの隣には小学生の姉妹がいます。よってツリーも気合が入っております…写真のように大きくて豪快!彼女たちは私が飼っている猫2匹と遊ぶのが大好きなので、私は猫と一緒に遊びに行っては、華やかなクリスマス気分を味わっております〜♪

 以前にも書きましたが、ギリシアは人口の97%がギリシア正教というキリスト教の国で、年間を通しての最大の宗教イベントはイースター(復活祭)。イースターの際は猫も杓子もこぞって教会に行きますが、クリスマスはそうでもないようです。またイースターの際は、数週間前から特別な風習や食べ物、イベントがいろいろありますが、クリスマスは他のヨーロッパの国と同じように、ごちそうとしては七面鳥の丸焼きを食べます。

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 クリスマスイブや大晦日には近所の子供たちが数人でにわか(?)聖歌隊になり、聖歌を歌いに訪ねて来ます。玄関のベルは鳴りっぱなし…。歌い終わったらコインをあげますが、あんまりあげるとグループ同士で情報交換をしているらしく、「あのウチはもらえる」という情報が走り、次々と子供たちが押しかけて来てしまいます。ほどほどにしておかないとキリがないです^^;

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 南欧といえどもかなり寒い日も増えてくるこの時期。アテネの建物にはセントラルヒーティングが施されていますが、やっぱり暖炉はゆらめく炎を見ているだけで心が落ち着いてきます。世界的な経済崩壊で年末に暗いニュースが続いたからこそ、皆で集まって暖炉を囲み、今年一番嬉しかったこと、楽しかったことを順番に語ってみるのもいいですね。

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