アポクリエス(カーニバル)の季節
ギリシア正教のパスハ(復活祭・イースター)に伴い、節食期間が決まりますが、その直前はアポクリエスと呼ばれるカーニバルの期間です。ことしは2月8日から3月1日までの3週間でした。この期間は街を歩くと派手な仮装している人とたくさんすれ違います。子供が中心ですが、仮装パーティも開催されるので、大人でも楽しむ人もいます。レストランやバーなどにも華やかな出で立ちの人が増えますので、旅行者の方々には訪れるのに楽しい時期かもしれません。
この3週間、特に日曜日に大規模な仮装パレードがあちこちで開催されることが多く、毎年カーニバル最終日は、全国的にかなり盛り上がる状態になります。このカーニバルのパレードとしてはパトラが有名とガイドブックなどにも書いてあると思いますが、アテネからけっこう遠いので訪ねるのはちょっと難しいかもしれません。アテネ周辺ではピレウスの近くのモスハトのカーニバルが大規模で、行きやすいかと思います。ことしは2月22日に開催され、あいにく風邪をこじらせて出かけませんでしたが、下の写真はテレビ中継のもの。
モスハトのパレードのために、ギリシア中から人々が地域ごとに団体で参加、それぞれテーマを決めて次々と登場します。どこの地域だったが忘れましたが、「サムライ」というテーマを掲げて、思いっきり中国服を着ていたのは笑えました。日本髪もどきに白塗りの女の子がインタビューされていましたが、一昔前に流行った映画の“キョンシー”を彷彿させちょっと怖かったです…。
3月1日の最終日はアクロポリス周辺やシンタグマ広場、国立庭園、ザピオン国際展示場などを散策しました。子供たちの仮装は可愛く、その年により流行りもあって面白いです。女の子にはお姫様っぽい仮装が定番人気のよう。ウチの隣の女の子たちもやはり2人ともお姫様風でした。男の子は三銃士のような騎士スタイルや写真のようなスパイダーマン、ゾロもたくさんいました。
ザピオン周辺はすっかりお祭り状態。綿菓子や焼き栗を売る屋台から移動遊園地のような乗り物もあって、仮装した子供たちとそのパパ、ママで賑わっています。
下の写真は毎年楽しい仮装を見せてくれる友人夫婦。この経済危機のせいか、街を散策していて数年前と比べると仮装した人々が少なくなったような気もしました。でも子供たちが可愛い仮装をして嬉しそうな表情を浮かべていたり、大人でもノリノリの人を見かけると、見ている方までウキウキし、なんとなく華やいだ気分になるものです。
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