ギリシャのお土産 PART6 靴

公開日 : 2009年07月13日
最終更新 :

 さてアテネではもうすぐセールの季節。一部始まっている店はたくさんあるのですが、正式には7月15日からで、これはきちんと商業組合間で合意し、法律的にも定められているらしいです。年に夏と冬の2回、大々的なバーゲンシーズンになります。日本の感覚だと、バーゲンとは無縁の高級ブランドショップや高い家具のお店などもしっかりディスカウントしますので、ホントにお得です。

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 私も数年前、有名な高級家具店で気にいったものの、かなり高かったティーテーブル&チェアのセットを半額で購入できました。8月に入れば徐々に割り引き幅も大きくなってはいきますが、かなり品薄にもなるので、どうしても欲しいものは初日を狙ったほうが無難です。

 観光客の方々もこの時期に訪れるならセールを逃す手はありません。都心のシンタグマのエルムー通りやコロナキのおしゃれな高級ブランド街、アティカセンター、マルーシのザ・モールやゴールデンホールなどでお買い物を楽しんでください。服はリゾートにちょうどよいコットンのサマードレスなどお買い得です。エーゲ海の島などでも映える華やかなターコイズブルーやオレンジなど、思いっきりカラフルなものが多く、日本にはあまりない斬新な色あわせが多いのでおススメです。

 また靴、革製品などもきれいな発色で品質もよいので、イチオシです。いろいろブランドはありますが、やはり一番の有名店といえば「ΚΑΛΟΓΗΡΟΥ(カロギルー)」。ページトップの写真はコロナキの店舗です。コロナキ広場からすぐ、パトゥリアルフウ・イオアキム通りにある比較的大きな店舗です。場所柄、ショーウィンドーには250〜300ユーロ前後の高めな品が並んでいますが、普段からいつも混んでいて、経済危機は一体どこに…?と思ってしまうほどの人気ぶり。

 1890年創業の老舗で、一番古い店舗は国立歴史博物館(旧国会議事堂)の裏のコロコトロニ通りの店(写真下)。プラカのパンドゥロスウ通りの店も品揃え豊富です。品質はよい分、高めですが、手作りでそれだけの価値はあるので、セールは狙い目。

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 カロギルーは小さな店舗から品質の良さでどんどん有名になり、今はグループブランドも合わせれば全国に約40店舗。今は自社製の靴に加え、プラダやトッズ、D&Gなどの靴も置いていますし、フェラガモとも業務提携していて、アティカセンターにも店舗があります。ゴールデンホールなどにある有名な靴ブランド、NINE WESTの正規代理店でもあります。しかしやはりオリジナルブランドのカロギルー製の靴の人気も根強いです。紳士靴も歩きやすいと評判で、私の周りのギリシャ人男性は「高いけど、履きやすいし長持ちするからビジネスシューズは絶対カロギルー」という人が多いです。

 モナスティラキのエルムー通りの店をはじめ、アテネ周辺にはけっこう展開している「ALL ABOUT SHOES」(写真下・アギア・パラスケヴィ店)もカロギルーのオーナー、レモニス氏の経営です。私の住むアギア・パラスケヴィ、キフィシアなど郊外のショッピングアーケードにもけっこうあります。「ALL ABOUT SHOES」は普段からブランド品の靴のアウトレット品が大量に揃っていて、サイズごとにディスプレイしてあるので、サイズが合ったものでお気に入りを見つければとてもお値打ちです。サイズはブランドによってまちまちなので、前後するサイズで気にいったものがあれば、とにかく履いてみることをおススメします。ベルトやバッグなども掘り出し物がよくあります。プラダのバッグなどは奇抜なデザインのものに限りますが、普段からほぼ半額になっています。

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 また私のお気に入りブランドは「BRUNAZOS(ブルナーゾス)」(写真下 ザ・モール店)。色目もきれいでデザインが凝っていながら、履きやすいです。「MOSCHOUTIS(モスコーティス)」も可愛いものが多く、特に夏はサンダルなどもおススメです。セール時は日本円にして1万円前後になるので、お値打ち。両店ともシンタグマのエルムー通りやキフィシア、ザ・モールなどにあります。

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 これらのシューズショップはシンタグマからモナスティラキにかけてのエルムー通り、コロナキ、アティカセンターやザ・モール、ゴールデンホールなどにありますので、セール時は特に、見つけたらぜひ覗いてみてくださいね。※これらの店舗情報は現時点のものです。ホームページなどに記載があっても移転、閉店していることもあります。 

 エルムー通りなど、混んでいる店の入り口にはガードマンがいますが、セールで混みあう店内にはスリなどもいたりします。すられた友人曰く、全く気付かなかったと言うほど、芸術的(?)な腕前ですので、掘り出し物を見つけるのに夢中になりすぎるとキケン。旅行でイヤな思い出を残さないため、バッグなどにはしっかり手を添えていたほうがいいでしょう。

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