ナフプリオの休日 PART1

公開日 : 2009年09月28日
最終更新 :

 アテネはなんだか例年より早い秋の到来です。去年の今頃は夜でも半袖を着ていて、11月の初めに泳いだことを思い出すと、夏が早く終わってしまってなんだか残念です。まあまた暑い天気に戻ることもありますが...。

 夏を思い返しつつ、ことしのバカンスで行った観光地を紹介しようと思います。

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 先月、エピダヴロスやスペツェス島のことを書きましたが、その後、ナフプリオ(ナフプリオン)にも滞在しました。ナフプリオはアルゴリコス湾に面した風光明媚なリゾート地。19世紀前半にはギリシャの首都だったこともあります。

 エピダヴロスやミケーネ、コリンソス遺跡にも近いので、夏は多くの観光客で賑わいを見せます。旧市街と新市街に分かれていますが、旧市街に見所が集中しています。全体的にアテネより伝統的な建物や街並みの統一感があるので、古都の風情が美しく遺されています。アテネからは日帰りや一泊でも来やすい街なので何度か来ていますが、毎回素敵な時間を過ごすことができます。

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 上の写真のブルジィ島は港に浮かぶ小島で、ヴェネチア人が造った要塞の島。昔は死刑囚を収監したり、19世紀になると死刑執行人が住んでいたとか。小型船が出ていて島に渡れ、小さな島内を散策できます(写真左下)。ブーゲンビリアの花が咲き乱れていてとてもキレイでした。

 今回は直前にホテルをとったので、お手ごろなホテルは満室でした。よって唯一空きのあったアクロナフプリア要塞跡に建つナフプリア・パレスに泊まることに。ナフプリオ1の高級ホテルで立地もよく、大きくとったバルコニーからのブルジィ島の眺めなどが見事ですが、かなり古いホテルです。バスルームは総大理石。ティノス島からの緑の大理石で、今はもう採掘できない貴重な大理石ですが、全体的にかなり施設の老朽化が目立ちました。でもまあ世界の数々の賞をもらっているだけあって、サービスは十分に行き届いていました。右下の写真はブルジィ島から対岸を見たもので、丘の一番上に建つのがナフプリア・パレスです。

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 夜は街の中心に繰り出しました。シンタグマ広場は夜中でも活気があり、周囲もお洒落なカフェ、土産物屋、美味しいフィッシュタヴェルナなどが軒を連ねています。古い家々がひしめく細い路地は、ブーゲンビリアが咲き乱れタヴェルナのテーブルが並び、とても素敵な雰囲気。夜の散歩が楽しいです。アマリアス通りの、軍事博物館の向かい辺りのタヴェルナで夕食をとりましたが、とても美味しかったです。夜になるとライトアップされるブルジィ島の眺めも見事です。

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 翌朝、ホテルのバルコニーから再びブルジィ島を眺めました。朝の空気は澄み切っているので、よりきれいに見えます。大型クルーズ船もたくさん行き来していました。バルコニーからこの景色を見ていると時が経つのを忘れてしまいそうでした。

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