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ギリシア/アテネ特派員ブログ 旧特派員 有馬 めぐむ

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2010年5月30日

30年ぶり!建築足場のないパルテノン神殿を満喫!


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30年ぶり!建築足場のないパルテノン神殿を満喫!

 ギリシャのアクロポリス遺跡にたたずむパルテノン神殿が、なんと約30年ぶりに建築足場のかかっていない完全な外観をあますところなく見せています!
 ギリシャ政府は、パルテノン神殿と周辺の建物の修復プロジェクトに1975年に着手したのですが、実際に作業が始まったのは1983年(ギリシャらしいです^^;)。それ以降、パルテノン神殿は常にどこかに建築足場がかかった状態でしたが、修復作業も終わりに近付き、外側の足場が取り外されたということ。
 でもまた9月から作業が再開されるらしいので、完璧なパルテノンを見るならこの夏が絶好のチャンス!早速行ってきました。確かに以前撮った写真を見てみると、作業の足場やクレーンなどでかなりごちゃごちゃしていました。それが今回、角度によってはこの画像のように格段にすっきりしました。


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 実は先週、体調を崩して病院に緊急入院するはめになってしまい^^;全然ニュースなどチェックしていませんでした。なのでこのニュースもTwitterでギリシャファンの方のつぶやきで知ったのですが、パルテノンから足場が消えるなんて未来永劫ないような気がしていたので…驚きでした。
 パルテノン神殿に限らず、ヨーロッパの都市の代表的な建築物というのは、その壮麗な全外観を見たいと思っても修復作業の足場がかかっていることが多いですよね。何にもない姿をカメラに収めることができたりすると、なんてラッキーと思ったりします。パルテノンの前には下の画像のように1909年、1917年、2003年、2009年当時のパルテノンの状況や、修復作業の工程を紹介するコーナーもありました。03年なんてパルテノンと認識できないくらい、ものすごくごちゃごちゃしてます。


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 また修復工事が再開したら、もう一生すっきりした姿を拝むことはできないような気がして、覚えているうちにと思い、体調も少し回復したので土曜日の朝、決行!最近ではパワースポットなどと言いますが、古来から神殿などが建てられた場所を訪れると、日常生活で知らず知らずについてしまう悪い気をはらってくれると言いますし、最近、健康面にいろいろ問題があったのでそういった効果も期待しつつ…。前門の修復作業のテントなども取り払われていて、新しい大理石が埋め込まれ、きれいに修復された跡がよくわかりました。


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 現地に住むとこういう観光スポットは仕事関連か、友人が来た際のガイドでしか行かないのでけっこう久しぶり。お天気もよくかなりの夏日でしたが、朝、早いうちに行ったので空気も清々しかったです。どうしても補強の関係で支えている鉄骨を完全に取り去ることはできないらしいですが、以前、撮ったパルテノンの写真に比べたらやはり格段にすっきり!この約30年の修復作業の間、なんと2700トンもの大理石が移動されたということです。


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 空も真っ青で真ん中がやや膨らんでいる柱の美しさが際立ちます。まさに古代へと導かれるアテネの聖域。このブログの初回 でも書きましたが、柱の角度や太さは現代の技術を持ってしてもかなわないくらい緻密な計算に基づいて建設されています。


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 世界遺産の遺跡で堂々と昼寝をしているワンコたちも健在(画像左下)。アクロポリスの丘から眺める下界も見応えがあります。中央あたりの大きな建造物は新アクロポリス博物館 です。
 9月から本当に作業が再開するかは???ですが、いま美しいパルテノン神殿を見る絶好のチャンスなのは間違いないでしょう。この夏、来なかったら30年後悔するかも?!


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      有馬 めぐむ
      アテネ在住ライター。ギリシャ政治経済、社会事情、観光情報などを日本の新聞、雑誌、ウェブサイトに執筆。たまにラジオ出演も。共著に『お手本の国のウソ』(新潮社)、『世界が感嘆する日本人』、『世界で広がる脱原発』(共に宝島社・原稿提供)。こちらのサイトでは、主にギリシャ国内の旅行や、アテネのイベント、レストラン情報などをお伝えしています。

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