ご挨拶 / You must visit ATHENS! - アテネ南地区グリファダ (GLYFADA)市

公開日 : 2015年03月19日
最終更新 :

皆様、初めまして。

今回より『地球の歩き方』ギリシャ・アテネ特派員ブログを担当することになりました井上友里です。

『ギリシャ』というと2004年にオリンピック開催国となった後、2010年からは経済危機による財政緊縮策の施行、頻発するデモやストライキ、今年1月25日に実施された総選挙の結果、反緊縮派急進左翼政党をトップとする新内閣誕生などで主に政治・経済の話題で世界のマスコミを賑わせていていますが、近年、ギリシャを訪れる観光客が年々増加しています。National Bank of Greeceが実施した財政調査のデータに依ると、2014年1月から9月にかけてギリシャを訪れた観光客の数は18.986.962人で一昨年前の2013年と比較して22%の増加。そのうち日本人観光客は17.878人に昇り、2013年の9,370人に対し、なんと90.8%増加したそうです。

また、現在公開投票受付中の2015年「ヨーロピアン・ベスト・デスティネーション (European Best Destination 2015)」では20の最終候補地の一つてして選出されています。最終投票結果がどうなるのか目が離せません。

今後更に日本の方々にギリシャに興味を持っていただけるよう、また、いつか読者の皆様がギリシャにおいでになった際にお役にたてるような現地の様々な情報を盛り込みつつ、楽しみながらで読んでいただけるようなテーマでブログを執筆して参りたいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

さて、前置きが長くなりましたが、

初回は私の家のご近所でもあるアテネ南部郊外に位置するグリファダ市をご紹介したいと思います。

Glyfada_cafe.JPG

グリファダ市はアテネ中心部から15km程南に位置する海沿いの町で、アンゲルゥ・メタクサ (AGGELOU METAXA) 通り(トラム線路沿い)を中心にカフェやファッションブティックが軒を並べ、毎日、日夜問わず多くの人々で賑わいます。治安や立地条件が良い為、住宅地としても人気の高い地域です。また、海岸線上にビーチのみならず、カフェ、バー、ナイトクラブも隣接しているので、夏場は特に地元のギリシャ人はもちろん、外国人観光客も多数見受けられます。

Glyfada_cafe2.JPG

現在、コスモポリタンなアテネ郊外の観光地として知られているグリファダ市ですが、実は比較的新しい町で、1900年頃迄は松の木が植えられていただけで、住民も無く、松林の中に聖コンスタンティーノスが祀られた礼拝堂とその並びに狩人の避難所として小さな旅館が一軒あるのみでした。アテネ中心部の住民の人口とファリロ(FALIRO) 市からの夏場の行楽客が増えるに従って徐々に避暑地として発達していきました。その後、1960年には隣町エリニコ市(ELLINIKO)に国際空港が開設され、それに伴い市内の人口が急増。また1960年から2000年にかけてはエリニコ市の米軍基地からのアメリカ人を受け入れるべく、アメリカ人好みの市場が誕生し、ロック・バーやディスコ等のナイトライフが発展、現在のグリファダ市内形成に多大な影響を及ぼしたと言われています。

Glyfada_city.JPG
Glyfada_church.JPG

グリファダへのアクセスにはトラムの利用をおすすめします。

シンタグマ(SYNTAGAMA)広場から徒歩30秒のトラムステーションで乗車券(1.2 ユーロ)を購入し、

日付刻印機に切符を通しておきます。 3番線、アスクリピイオ・ヴラス(ASKLIPIIO VOULAS ) 行きが到着したら

乗車します。これだけです。とっても簡単です。

電車に揺られながら移り変わる市内の景色を眺めていること約50分、トラムはグリファダ市内に入り始めます。

写真のビーチに行ってみたい方はPARALIA GLYFADAS駅で、市内でショッピングやカフェを楽しみたい方はPLATIA KATRAKI駅 あるいは AGGELOU METAXA駅 で下車してください。 トラムは一駅間の距離が短いのでビーチからショッピングゾーン迄は歩いても行けます。

アテネ市内の観光を楽しんだ後は少し郊外の観光地に足を伸ばしてみるのもいいかもしれませんね。

Glyfada_beach.JPG
Glyfada_tram.JPG

Athens Public Transportation Map:

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