No 6. You must visit Athens! - パネピスティミウ通り & スタジウ通りのアーケードと雑居ビル

公開日 : 2015年04月12日
最終更新 :

アテネ中心部のパネピスティミウ通り&スタジウ通りには主に50年代から60年代に建てられた古い雑居ビルが軒を並べています。

多くのビルにはアーケード(ΣΤΟΑ ストア)が設けられ、平行する2つの通りを雑居ビルの中をくぐり抜けながら行き来することができます

地下鉄パネスティミウ駅、コライ広場にあるストアは面白いことにパネピスティミウ通りから入るとストア・コライ、スタジウ通りから入るとストア・アテネと名称が変わります。アーケード内は所狭しとカフェが連なり、連日多くのお客さん達でにぎわっています。

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STOA KORAI & STOA ATHINAI

Korai 2-10

パネピスティミオ通りをオモニア方面へ少し行くとレコードショップや楽器屋さんの入ったストア・ペズマチョグルがあります。夏の間開催されるアテネ・フェスティバルの公演チケット売り場もこの雑居ビルの中にあります。

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STOA PEZMAZOGLOU

Panepistimiou 39

ストア・ペズマチョグルの数件先にあるストア・ニコルイディはギリシャ人建築家ニコス・ニコルイディス (Nikos Nikolouides)によって設計され1918年に建築されました。数年後改築されたのですが、そのときの建築家も有名なギリシャ人建築家ニコス・ヴァルサマキス (Nikos Varusamakis) ということもあり、戦後のアテネを代表する建築物としての価値も高いです。

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STOA NIKOLOUDI

Panepistimiou 43

スタジウ通り46番には二つのアーケードが混在しています。

一つは1904年にドイツ人建築家エルネルト・チラー (Ernestos Tsiller) によって設計されたことで有名なストア・オルフェオス(アルサキウ)、もう一つはその名の通りたくさんの本屋さんが集まったストア・ヴィヴリウです。このアーケードの一角にはちょっとしたカフェスペースもあります。

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STOA ORFEOS / ARSAKEIOU & STOA VIVLIOU

Stadiou 46

上記の他にもアテネ市内には多くの雑居ビル、アーケードがたくさんあります。

一つ一つ探検してみると、意外な発見があって面白いかもしれません。

私も今回のブログの取材で意外な発見をしました。

それはパネピスティミウ通り46番の雑居ビルの2階にある軽食堂、キリキオ(κυλικείο)です。

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ご主人のニコスさんが1976年から一人で切り盛りしているこの小さな軽食堂。

昔はビルの中のオフィスで働く人たちの為の憩いの場(日本でいう社員食堂的なものだと思います。)として毎日100人近くの人々がニコスさんを訪れていましたが、2010年以降は経済危機の影響で数十社あったオフィスのほとんどが撤退してしまい、現在残っているオフィスはわずか15社程度。

一時はニコスさんも閉店を考えたそうですが、長年仕事をしてきたこのビルに少しでも貢献しなければと、ビルの活気を取り戻さなければとお店を継続して行くことにしたそうです。

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お店のメニューはとてもリーズナブルです。

カプチーノを70セントで飲めるカフェはアテネ市内を探しまわってもまず見つからないでしょう。

小腹を空かせたギリシャ人が良く食べるチーズパイも1ユーロ程度。

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ニコスさん自前のギリシャ料理のメニューの数々はなんと2.5ユーロからと破格の値段です。

コーヒーの他にもウゾやワインなどのお酒も飲めます。

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観光でいらっしゃる方には不向きの場所かもしれませんが、都市の騒音に疲れた時には

シェルター的な役割を果たしてくれるかもしれません。

ニコスさんのキリキオ

Panepistimiou 46, 2F

営業時間:

6:30a.m. - 19:30p.m. (月曜日から金曜日)

6:30a.m. - 12:00p.m. (土曜日)

日・祝日はお休み

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