地震をテーマに話す

公開日 : 2011年03月25日
最終更新 :

はじめまして。今日からオークランド情報をお伝えしていきます!

 (以下の記事は東日本大震災の起きる前のものです)

わたしは今、調理師資格取得のために学校に通っています。学校の先生は、

英語が第二外国語の生徒がいるということで、とても気をつけて発音してくれるので、

授業の内容はだいたいわかるのですが、クラスメートとの会話は、みんな早いし、

わからないことが多くヘコみます(涙)。

ヒヤリングの力をもっとつけたいと思い、近所のコミュニティカレッジの英会話の会に行ってみることにしました

(高校の校舎を利用し、生徒のいない夜にさまざまな分野にわたる講座があるのです)。

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メンバーは、ハンガリー、ドイツ、イラン、ブラジル、フランス、ロシア出身の人たち。

テーマは、クライストチャーチで起きた地震のこと。

先生が世界で起きたさまざまな地震に関する記事のプリントを用意してくださり、それを読みながら話は進んでいきました。

その中に、日本では、防災の日という日があること。

そして、学校で地震の訓練があることが書かれていたのですが、そのことに皆、興味を持ってくれて、何をやるのか聞かれたので、学校では机の下に潜る練習をすることを話し、さらに、以前、住んでいた静岡では、大きな地震が来ると言われているので、避難所生活を想定した炊き出しの練習や、火事を想定したバケツリレーの練習、家にあるシーツ類で担架を作る練習などをやっていたことを話すと、とても驚かれ、「これはニュージーランド人も知るべきことだ!」と先生が真剣に話していました。

参加したメンバーの中で防災訓練の経験がある人はいませんでした。

日本ならではのことなのですね。

特に静岡の防災訓練は、同じ日本人でも驚かれるかもしれませんね。

また、記事の中には、阪神大震災のことが書かれていて、

あれだけの被害を受けながら復興を遂げたことに、感心の声があがっていました。

今日もラジオを聴いていたら、クライストチャーチで被災されたかたが、ラジオのDJと

直接話をするコーナーで、KOBEのことに触れていて、自分たちもKOBEと同じように

復興を遂げることが、きっとできるはずだ、と涙しながら話していました。

阪神大震災時に、略奪が起きなかったこと、その後、驚くべき早さで復興を遂げたことは、

わたしたち日本人が思っている以上に、注目され、そして勇気を与えることにもなっていると感じました。

日本を始め、各国からの救援隊がニュージーランドに来てくれました。

被害に遭われたかたの国籍もさまざまです。今回の地震が、民族関係なく手を取り合って、

助け合うことが、この国でも、他の国でも、増えていくチャンスになることを願っています。

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各国レスキュー隊へのお礼の言葉が、それぞれの国の言語で新聞一面を飾りました。

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