自然エネルギー
ニュージーランドには、原子力発電所はありません。
主な電力は水力発電から。
他に地熱、風力、火力があります。
核兵器を搭載している可能性のある艦船や原子力を動力とする艦船の寄港も許さない、徹底的な非核政策を掲げています。
そして、国民もそれを支持しています。
でも、ニュージーランドでは、ときどき停電があります。
そして、電気代が高い。
電気代が高いこともありますが、自然と共存しているこの国の人たちは、節電を心がけいます。
国土が日本の8割ほどで、人口が横浜市と同じですから、
設備の行き届かないところはいっぱいあります。
例えば水道のないところもあります。
家の横に大きなタンクがあって、溜まった雨水を利用して暮らしているのです。
雨水タンクには数段階の浄水機能がついているので、そのまま飲む人もいますし、
念のため沸かしてから飲む人もいます。
電気を自家発電して暮らしているかたも、日本とは比にならないくらい存在しています。
山合いに住んでいる人たちは近くを流れる川を利用し水力発電で電気を作って、暮らしています。合わせてソーラーパネルも取り付け、晴れの多い季節にはソーラーから。雨の多い季節には水力で発電が可能なわけです。
水力発電というと、巨大なダムのイメージがありましたが、
実際に見せていただくと、ほんの少しの水と、ほんの少しの傾きで、
発電できるものだということがわかりました。
この写真は購入できる発電機ですが、他のお宅を訪問したときは、
その家のご主人が中古の洗濯機のモーターを改良して作った
自家製の水力発電機を利用していました。
1センチにも満たないほどの細い管に水が通って、モーターを回します。
川の上流から下流にパイプを繋げ、その傾きで、自然に水がパイプの中を流れ、
モーター部分まで届くようにしています。
私たちの身の回りで起きる現象を利用して、
自然の中に少し手を加えるだけで電気が作れるなんて、目から鱗でした。
電気のお話・・・つづく
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