バリ島トイレ事情
バリ島のホテルのトイレは日本と同じですが、ごくごく地元の人の
トイレをあえてご紹介しようと思います。
ごく一般的な普通のバリ人の家庭のトイレは「カマル マンディ」と呼ばれます。
カマルは部屋でマンディーは水浴びのことです。バリ人はお風呂には入らず
ばしゃばしゃと真水をかぶって水浴びします。
カマルマンディという場所には、水汲み(水溜)があり、その横がたいてい
便器です。便器はジョンコッ形式と言われますが、しゃがむタイプです。
よく外国人が間違うのですが、壁に顔を向けるのではなくて、壁に背を向けて
しゃがみ込むのが正解です。日本と同じ感覚でしゃがむと思いっきり鼻っつらが
壁にあたってしまい窮屈この上ない体勢に苦しまなくてはなりません。
バリ人が用を足す場合、大でも小でもトイレットペーパーを使いません。
水汲みで局部にばしゃ〜と水をかけて洗います。大の場合はややこびりつきが
気になるところですが、それは不浄の手と言われる左手でおしりを拭き取り
ながら洗います。う○こが手に付かないかと心配ですが、もちろん付くことも
あります。それも洗い流すのであります。衛生的にきちんとしている人は
最後に石鹸で手を洗いますが、そうでない場合は・・・・。
バリ人のローカル食事は手で食べるのが風習ですが、左手を使わないのは
大腸菌が口に入らないためだと、想像出来ます。
ワタシも最初はトイレットペーパーを使っていましたが、水洗いに慣れると
かえってトイレットペーパーで肛門まわりを刺激すると痛く感じるように
なりました。お恥ずかしながら出産後にやや脱肛気味になってしまったので、
水洗い方式は痔の人にも適しているのではないかと思います。
あ、日本だったらウォシュレットがありますね、失礼いたしました。
そして用を済ませた後、バリ人は濡れたおしりを拭きません!
さすがにこれだけは真似出来ないのですが、うっすらズボンが濡れているのは
自然に乾くからいいんだそうです。でも、知り合いの看護婦さん曰く
だからバリ人女性で膀胱炎になる人が多いのよ。とのこと。
お尻まわりは半乾きではダメなようです。
このごろバリ島も発達して、以前とはうってかわって近代的になったと
思いますが、どうにも解せないのはバリ人のトイレの使い方。とにかく
使い方が汚い!!スーパーのトイレは入ると思わず躊躇するくらいに汚れています。
日本人にとってトレイは出来るだけ清潔に保つところという認識がありますが
こちらでは、汚い場所は汚いままでいい、くらいの感じです。
日本からいらしたお客様は、ですので出来るだけ清潔なトイレを使ったほうが
いいと思います。ローカルの汚いトイレは雑菌だらけと思った方がいいです。
日本は無菌で生活ですから、一発で雑菌に感染してしまうかもしれません。
と、脅かしてみましたが、普通に観光のお客様が行動する場所だったら大丈夫でしょう。
そんなわけでバリ島トイレ事情、大変お見苦しい表現がありましたこと、失礼いたします。
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