ラキヤ製造農家にて

公開日 : 2016年12月12日
最終更新 :

「地球の歩き方」バルカン地域特派員ブログ担当の牧野です。

先月実施した日本のメディア各社を対象としたツアーで廻った際に訪れたラキヤ製造農家について、もう少し詳しくお伝えできればと思います。

前回のご紹介したトポラの町からさらに南に60km1時間30分ほど車で行くと、「ラキヤ」というこの地域独特のお酒を作っている農家にたどり着きました。

とてもかわいらしい家と庭構えとなっており、犬や鶏の歓迎も受けながら中へ案内を受けます。

IMG_0667.jpg

そもそもラキヤとはですが、どんな果物からでも作れるようですが、このバルカン地域独特の方法で発酵させて作られる蒸留酒です。セルビアでのラキヤは、プラムから作られるものが有名です。

IMG_0671.jpg

この製造農家では、色々な種類の果物からラキヤを製造しており、私たちが訪れた際には、プラムのラキヤにハチミツと香辛料を加えて加熱した、冬の時期に好んで飲まれる「シュマディア茶」というものでもって、おもてなしを受けました。バルカン地方では、訪問者に対してラキヤで歓迎するとされています。

IMG_0670.jpg

なお、シュマディア茶の「シュマディア」とは、セルビアにおける中部地方の中心にあるシュマディア地方と言われる地域の由来と言われています。シュマディアと言えば、プラムが有名で、同地方は、「森の国」と訳されるとのことです。だから、シュマディア茶なんですね。

さて、このラキヤ製造農家は、30年以上もラキヤを製造しており、数々の賞も取っているほど美味しいことで有名です。

私も色々な果物のラキヤを試させてもらいました。

IMG_0679.jpg

特別に、ラキヤ製造農家の方が生まれた年のラキヤとその方のご夫人の生まれた年のラキヤもいただきました。やはり、コクと奥深さがどこか感じられました。

IMG_0687.jpg

帰りには、1960年のラキヤを特別に購入させてもらい、次の目的地へと向かいました。

IMG_0695.jpg

いかがでしたでしょうか。各国には、まだまだ沢山の興味深い観光資源で溢れています。

次回は、ついにこの国初めての世界遺産へ向かいます、また世界遺産の近くにある保護地区にある絶景も眺めに行きます。

ご要望・ご不明点等ございましたら、是非ご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。