ラキヤ製造農家にて
「地球の歩き方」バルカン地域特派員ブログ担当の牧野です。
先月実施した日本のメディア各社を対象としたツアーで廻った際に訪れたラキヤ製造農家について、もう少し詳しくお伝えできればと思います。
前回のご紹介したトポラの町からさらに南に60km1時間30分ほど車で行くと、「ラキヤ」というこの地域独特のお酒を作っている農家にたどり着きました。
とてもかわいらしい家と庭構えとなっており、犬や鶏の歓迎も受けながら中へ案内を受けます。
そもそもラキヤとはですが、どんな果物からでも作れるようですが、このバルカン地域独特の方法で発酵させて作られる蒸留酒です。セルビアでのラキヤは、プラムから作られるものが有名です。
この製造農家では、色々な種類の果物からラキヤを製造しており、私たちが訪れた際には、プラムのラキヤにハチミツと香辛料を加えて加熱した、冬の時期に好んで飲まれる「シュマディア茶」というものでもって、おもてなしを受けました。バルカン地方では、訪問者に対してラキヤで歓迎するとされています。
なお、シュマディア茶の「シュマディア」とは、セルビアにおける中部地方の中心にあるシュマディア地方と言われる地域の由来と言われています。シュマディアと言えば、プラムが有名で、同地方は、「森の国」と訳されるとのことです。だから、シュマディア茶なんですね。
さて、このラキヤ製造農家は、30年以上もラキヤを製造しており、数々の賞も取っているほど美味しいことで有名です。
私も色々な果物のラキヤを試させてもらいました。
特別に、ラキヤ製造農家の方が生まれた年のラキヤとその方のご夫人の生まれた年のラキヤもいただきました。やはり、コクと奥深さがどこか感じられました。
帰りには、1960年のラキヤを特別に購入させてもらい、次の目的地へと向かいました。
いかがでしたでしょうか。各国には、まだまだ沢山の興味深い観光資源で溢れています。
次回は、ついにこの国初めての世界遺産へ向かいます、また世界遺産の近くにある保護地区にある絶景も眺めに行きます。
ご要望・ご不明点等ございましたら、是非ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
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