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タイ/バンコク特派員ブログ サカモトヨウコ

タイ・バンコク特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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旧市街地に誕生した新たなアートスポット


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エンポリアムにあったTCDC(タイランド・クリエイティブ・アンド・デザインセンター)が旧市街地のチャルンクルン通りに移転し、5月初旬にオープンしました。(以前の記事はこちら。)


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元バンコク中央郵便局だった築80年のクラシカルな建物をまるごと使用。4階建+屋上があり、以前と同じく展示スペース、ミュージアムショップ「THE SHOP @ TCDC」、メンバーが利用できるライブラリーなどが入ります。

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新しい場所は、バンコクで一番最初にできた大通りのチャルンクルン通り。オリエンタルホテルやアサンプション大聖堂などの歴史ある建物が多く、古くから営業する美味しい食堂なども多い古い街であり、また近年は急激にアートギャラリーや個性派バーが増加中。新旧が混じったバンコクならではの面白さがある、注目のエリアです。

コワーキングスペースとしても気軽に使えるライブラリー


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5.5万冊以上のデザイン、アートブック、雑誌が揃うライブラリーは、外国人でも1日から利用可能。アート、アートヒストリー、建築、インテリア、写真、ファッション、テキスタイルなどの専門書や写真集などがあり、一部のタイ雑誌以外はほぼ英書になります。年会費は1200B、1日のみ利用できる1-day passは100Bと、バンコクの一般的なコワーキングスペースよりも格安。ドリンクバーなどもあり、1日ゆっくりと過ごせそう。詳細はこちら

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Material & Design Innovation Center (MDIC)(写真下)は、タイで手に入るものを中心とした8000種類の素材を集めた、新しい試み。色々と目で見て触れていると、新しいアイディアが湧いてきて、とっても面白い。サンペーン、パフラット、バンモーなど、バンコクで入手できる素材については、その販売先の地図と連絡先が明記されています。こちらの利用は、別途年会費が必要になります。MDIC http://www.tcdc.or.th/material/

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オープニングイベントには周辺のギャラリーや飲食店、ミュージシャンも参加


5月5−7日にオープニングイベントが開かれたので、チェックしてきました。

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チャルンクルン通りにある個性派レストランなどの飲食ブースや、グラフィックデザイナーなどが手がけるファッションや雑貨のお店、シルクスクリーンなどのワークショップのブースが出展。また、タイの若手クリエーターや在住外国人に多く支持されているバンド、Yellow FangやMaft SaiのPARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATIONAL BANDなどのライブも行われ、多くのアート学生やアート関係者が訪れていました。

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1Fの展示スペースは以前の倍ほどの広さになったようですが、建物の広さに対しては狭いのが残念。展示方法も以前と同じく、お金はかかりつつも、あまり整理されず、見応えはいまいち。建物前の屋外スペースや、1階のシャンデリアのある広場、屋上など、音楽や映像などのイベントにぴったりな場所がいっぱいあるので、これからどういう風にスペースを使っていくかが楽しみです。


タイのアート・デザインの拠点として


今後TCDCは、以前から行っていた現地アーティストと企業のマッチングにますます力を入れること。またTCDCを中心として、このエリアを「Creative District 」(クリエイティブな地区)として発展させる計画があります。すぐ近くのCharoenkrung Soi 30には、 河向かいにあるカルチャー複合施設Jam FactoryのオーナーDuangrit Bunnag氏の新しいプロジェクト「Warehouse 30」が6月にオープン予定。4000sqmの倉庫を改装した、アート複合施設になるとのこと。2018年に行われるBangkok Art Biennaleも、これらの場所が中心になるはず。


これからは、旧市街地を訪れる機会がますます多くなりそうです。


TCDC (Thailand Creative and Design Center)
■住所:Thailand Creative & Design Center (TCDC),The Grand Postal Building,
1160 Charoenkrung, Bangrak, Bangkok

■電話:02 105 7441

■アクセス: BTSサパーンタクシン駅、またはMRTファランポーン駅から徒歩10分ほど。

■営業時間:10:30 - 21:00


■定休日:月曜

■URL : facebook.com/tcdc.thailand
 https://www.tcdc.or.th


2017年5月17日

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この季節に訪れたら絶対食べたい、旬のマンゴー「ナムドックマイ」



乾季が終わり、夏〜雨季始めの2月中旬〜5月末頃は、黄色いマンゴー、ドリアン、ライチ、チョンプー、スイカなど多くの果物が旬を迎えるフルーツの季節。これらは年中手に入れることもできますが、やっぱり旬の味は格別!

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マンゴーのなかでも最高品種とされる「ナムドックマイ種」(Nam Dok Mai)は、2月末-5月初旬がシーズン。この季節のナムドックマイは、とても甘く、口の中に入れると溶けそうななめらかな食感。皮を剥いてカットするだけで、最高のデザートとなります。


タイの伝統的なマンゴーデザート



マンゴーのスムージーやアイスクリーム、マンゴー味のポッキーといったスナックなど、タイでは年中マンゴーを食べることができますが、甘党な方にぜひ一度試していただきたいのが、カオニャオ・マムアン(Khao Niao Mamuang)。

フレッシュマンゴーと、ほんのりココナッツで味付けしたもち米にココナッツミルクをかけて食べる、タイの昔ながらのデザート。 不思議な組み合わせですが、フルーツおはぎやイチゴ大福に近く、甘みと酸味が絶妙です。ココナッツが苦手な人は、ココナッツミルク「カティ」(Kati)無しで注文しましょう。

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タイ人女性も大好きなカオニャオ・マムアンは、この季節、露店やデパート、カフェなど、街中の至る所で簡単に手に入れることができます。冷蔵庫に入れるともち米が硬くなるので、常温で保存しますが、マンゴーだけ冷やして食べると更に美味。ただ、恐ろしく高カロリーなのが、悩ましいところ。



確実に美味しいマンゴーが買えるお店は



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マンゴーを買うなら、トンロー通りの入り口で30年ほどマンゴーを中心に販売する有名な果物屋メーワーリー(Mae Varee)がおすすめ。年間を通して高品質なマンゴーを扱うことで知られ、贈答用の高級マンゴーを買うためにやってくるタイ人客でいつもいっぱいです。

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マンゴーの値段はkgごとで表示され、品種や季節により値段が変わります。ナムドックマイは大きなものだと2個で約1kgになり、この季節のお値段は80B〜120B/kgほど。いつ食べるかを伝えると、その日にベストな状態になるものを選んで貰えます。


持ち帰りのみになりますが、カットして貰えるので、ぜひホテルへ持ち帰って味わってみてください。カオニャオマムアンのセットも120-130Bで販売しています。


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(DATA)
メーワーリー(Mae Varee)
住所:1 Soi Thonglor Rd.Sukhumvit 55 Klongunnua Wattana Bangkok
電話番号:02-392-4804, 02-714-4223
営業時間:6:00-23:00
定休日:なし
アクセス:BTSトンロー駅で下車。3番出口から出て、道なりに進み、トンロー通り(スクンビット55)を左折し20mほど進む。


2017年4月 6日

バンコクにいると、コンビニやレストランの店員、建設現場の労働者など、ミャンマー人を見ない日はないほど、ミャンマー人はタイ経済に欠かせない存在ですが、アートや音楽など現在のヤンゴンのシーンはもちろん、彼らの伝統的な文化などがタイで紹介されることは、残念ながらほとんどありません。


そんな中、めずらしくタイの一部でも話題になっているミャンマーのドキュメンタリー映画「My Buddha is Punk」。先日、バンコクでアジア初上映が行われ、多くのメディアの注目を集めました。


MV5BMjUwNmI5ZDgtODU1YS00ZTJkLWI4NDQtYTczZjY3NWRlZGJhXkEyXkFqcGdeQXVyNjg1NTYwMDE@._V1_SY1000_CR0,0,706,1000_AL_.jpgパンクファッションの青年がシュエダゴン・パゴダでお参りしているという、印象的なポスター。 もちろん政府に無許可で撮影された本作。本格的な上映はこれからとなっています。監督:Andreas Hartmann ドイツ・ミャンマー(68分)2015年


ヤンゴンのパンクバンドを追ったドキュメンタリー



「My Buddha is Punk」は、2012年にドイツ人の映像作家Andreas Hartmann氏がヤンゴンのパンクバンドThe Rebel Riot Bandと出会ったことがきっかけで、撮影が開始されました。ストーリーは、ヤンゴンのSule Pagoda近くでパンクファションやグッズを扱う露店を営みながら、バンドのボーカル・ギタリストとして活動するKyaw Kyawを中心に進み、ブッダの教えとパンクを結びつけた独自の考えや、メンバーや若者との対話や葛藤を記録しています。


公式予告ムービー




他の大多数のミャンマー人と同じく仏教徒のKyaw Kyawがバンドメンバーやパンクになりたての10代に、本当のパンクとはなにか、本当の意味でのブッダの教えとはなにかを語りかける様子は問答のよう。また、民主化や世代間の問題や、ロヒンギャ問題などにも触れ、現在のミャンマーの内情が垣間見える作品となっています。



ミャンマーパンクの始まりは



首都のヤンゴンでさえ、現在も民族衣装に身を包む人が多数派の中、全身パンクファッションに身を包む若者は特異な存在です。情報統制や表現活動に制限がされていたこの国に、パンクが持ち込まれたのは、1990年代。世界中を周っていたミャンマー人の船乗りが、Sex Pistolsやハードコアバンドのテープをヤンゴンに持って帰ってきたのがきっかけで、若者を中心にパンクが広がりました。軍事政権時は、歌詞にも規制が入り、反社会的なパンク自体が取り締まりの対象だったことも。ファッションとして憧れる若者も多いようですが、アクティビストとしての側面も強く、The Rebel Riot Bandのメンバーも週に一度ホームレスに食べ物を無料で提供する活動「Food Not Bombs」などの活動行っています。



バンコクでの上映&ライブ



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今回は、Bangkok Underground Film Festivalの一環で上映され、The Rebel Riot Bandによるライブも行われました。主催者側の予想を遥かに超えた400人ほどのパンク好きなタイ人の若者やアート・メディア関係者が集まり、立ち見客が続出。会場は熱気に包まれました。多くのタイ人はかつてはタイの敵国だったミャンマーに興味を持たない中、とてもめずらしいー夜となりました。


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作品中では、残念ながら、本作ではあまりミャンマーの音楽事情やアクティビストとしての活動には触れておらず、上映後のQ&Aで分かったことも多かったです。今後、日本などで上映されることがあると思いますが、ぜひ観る前にいくつか記事を読みことをおすすめします。


Vice - Meet the Burmese Punks Feeding Their Country’s Homeless
www.vice.com/en_us/article/the-myanmar-punks-feeding-yangoons-homeless


i-d - how punk found a new voice in burma’s politicised youth
https://i-d.vice.com/en_gb/article/how-punk-found-a-new-voice-in-burmas-politicised-youth

The Rebel Riot Band fb.com/therebelriot/

My Buddha is Punk fb.com/mybuddhaispunk/

Food Not Bombs - Myanmar fb.com/fnbmyanmar/


リトルミャンマーのような場所もいくつもできるほど、バンコク居住者にとって、より身近な存在になりつつあるミャンマー。これから、バンコクでも、もっとミャンマーのこと知る機会が増えればと思います。


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