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インド/ベンガルール特派員ブログ Takeuchi

インド・ベンガルール特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


ずっと気になっていた知る人ぞ知る博物館のようなアンティークショップへ足を運んでみた。

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店内は、3年前にオープンしたとは思えないほどアンティークな雰囲気を醸し出している。
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「Saanchi」とは、サンスクリット語で「集める」の意味。
ここには、インドをはじめ、世界各国から集められた家具や照明器具、キッチン用品、生活道具、絵画、食器など、いわゆる骨董品が所狭しと並んでいる。

こちらは、40~50年前のアイスクリームメーカー
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高さは、1mくらいある。

こちらは、炭のアイロンをライトに加工したもの。 
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マーケットで今でも売られているアイロンとほぼ同じ形だが品がある。


コレクションのほとんどは、70年から100年前の貴重な物ばかりで、その製造メーカーは今はなかったりもする。それだけに価値が高いのだ。手が届きそうな値段の物からコレクター好みの高額な物まで。
ホーロー好きの友人はベンガルールを去る時、日本でこの値段では買えないと記念に買っていた。

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ヴィンテージ ホーローポット
つまり、マニアにはたまらないコレクションがここにはあるようだ。

こちらは、店内を優雅な雰囲気にさせるオーストリアのシャンデリア 9 Lakh
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一瞬、買う気もないのに訪れてもいいのかと思ってしまうが、この店のオーナーの思いは、アンティーク好きの情報交換の場として、また本物のアンティークに触れる場として利用して欲しいとの事なので、遠慮なく鑑賞できるのだ。


屋上テラスには、カフェもありアンティーク家具に囲まれながらひと時を過ごすこともできる。
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「Saanchi~antiques&treasures~」
#5, Setlur Street, Off Langford Road,Langford Town, Bangalore - 560025
営業時間:10:30~ 19:00
年中無休
電話:+918041202086
http://www.saanchiantiques.com/


2019年3月15日

インドのお土産と言えば、お香やアロマオイルといった香りのするものがイメージの1つにある。そもそも香りというものはどのように作られているのだろうか。
今回は、ベンガルールにある香料メーカーを訪ね、意外な事実も知ってしまった。
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取材に協力してくれたのは、ビジロム社のヴィジャヤ氏。
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香料メーカーという商いを祖父の時代から受け継いでいる。第一次世界大戦前、インドがイギリスの植民地だった頃、祖父は港が近いチェンナイでイギリスやフランス、ポーランドから香水などを輸入し国内で販売していた。その当時、輸入していたという貴重な香料を見せていただいた。
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ラベルの色はセピア色に変色しているが、レトロなフォントやラベルを見ているだけでタイムスリップしてしまいそうだ。そして、1947年イギリスから独立したインドでは、関税のかかる輸入品には頼らず、これまで輸入していたものも国内で生産しようという方針に変わっていった。香料もその一つだった。ヴィジャヤ氏は、1974年から2年半フランスで香料について学び、卒業後は大規模な香料メーカーで経験を積みながら自分たちで香りを作り出す技術を習得していった。1984年には、世界最大のスイスのフレグランス・フレーバーメーカージボダン社との合弁会社をバンガロールに設立したにもかかわらず1999年譲渡。2000年ビジロム社を設立した。現在、インドにおけるフレグランス業界No1である企業を譲渡したことについてヴィジャヤ氏は「当時は、若かったからね。譲渡したのは失敗だったよ。」と笑う。

(香料の定義)
香料とは、大きく分けてフレグランスとフレーバーがある。フレグランスは、化粧品やトイレタリー製品、香水に使われる香料であるのに対しフレーバーは、アイスクリームやガムなど主に食品に使われる香料である。高成長市場であるインド国内には、こういったメーカーがおよそ150社あり、そのうち10社は大規模メーカー。インドでは、国民の生活が豊かになったことや大型モールなどで商品を目にするチャンスが増えたこと、またインターネットで簡単に物が買える時代になったことで、香料メーカーの売り上げも毎年8~10%上昇しているそうだ。

(香料の原料とは?)
実験室のような香りの研究室。いったい香料は何から作られているのだろうか。原料には大きく分けて天然香料と合成香料とがある。
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天然香料は、花や葉、樹皮、果実、種子などから抽出、圧搾、蒸留して取り出したもので450種類ほど。一方合成香料は、化学反応を利用した方法で作られた香料で、種類も3000を超えるが、世界市場で取引されているのはおよそ500種類と言われている。
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液体タイプ。

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パウダータイプなど様々。

この工場では、こういった香りの成分をインドネシアや中国、フランス、マダガスカル、スロベニアなどから輸入し、調合した香りを中東やアフリカなどに輸出している。


(サンダルウッドは今やインド産ではない?)
さすがにサンダルウッドは、マイソールが有名だから地元のものを使っていると思いきや、現在、サンダルウッドの植樹が伐採に追いついていないという深刻な事態になっているため、インドのサンダルウッドの数は激減しているのだった。現在では、インド政府により伐採や輸出に規制が課せられているほど。そんな中、インド産サンダルウッドの代わりとなるのがオーストラリア産のサンダルウッド。

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プロなら香りをかぎ分けられるが、素人には全く分からない。

ダーウィンには、商業目的で大量に植えられたサンダルウッドの畑が1ミリオンヘクタールも広がっているそうだ。Made in Indiaと思って買っていたサンダルウッドの香りが、実はオーストラリア産だなんてなかなか信じがたいものである。地元のインド人に話しても「そんなことは、ありえない!」と否定するほどなのだ。私も信じられなかった1人である。

(香料の作り方)
香りは、メーカーの要望に合わせて調合し作り出していく。研究所には、香りの原料が瓶や缶に入っていて、それを20~60種類と混ぜてイメージの香りを作りだしていく。
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メーカーは、何社かに要望を出しコンペティションで最終決定するのでこの作業が一番大事。そしてサンプルをメーカーに確認してもらい、OKが出ればそれを大量に生産する。
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大きなドラム缶に原料とオイルを入れ3時間攪拌しあとは2日間置いておくだけ。完成したら缶に入れて納品。

(取材協力)
Vigirom Chem P. Ltd.
#55/A, Sakalavara Village, 17th K.M.,Bannerghata Road, Bangalore - 560083
営業時間:9:30~18:00
日曜定休
080-2783-7011
http://www.vigirom.com/


2019年2月25日

去年6月、人気の「The shop」と同じアーケードにオープンした「Bamboopecker」
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自然素材にこだわって作られた商品を集めているだけに、店全体がナチュラルカラーで包まれている。
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店内には、バッグ、かご、家具、キッチンアイテム、アクセサリーなど女性心をくすぐるキュートなアイテムが所せましと並んでいる。
嬉しいのは、これまで物産展やエコアイテムを扱う店に一部置いてあったようなバッグがここで一堂に揃うこと。
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素材はすべて国産。素材は、ケララのBambooやScrew Pine、タミルナドのPalm Leaf、ビハールのMoonj、マニプールのWater Reedなど。
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各地の特産品の魅力を最大限に引き出しながら、指定するデザインを職人さんたちにお願いするという仕組みだから完成度が高い。
オーナーでデザインを担当しているスマンさんは、ソフトエンジニアとしてアメリカで7年働いていたという意外な経歴。

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自身がデザインしたケララ竹細工のイヤリングを前にスマンさん。

「インド農村部の人たちの為に何かしたかった。薄利多売にすることで彼らの仕事が増えて収入も増えるはず。」とスマンさんは意気込みを話す。
何と言っても、商品のクオリティーとは反比例な表示価格に驚いてしまう。

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一日に二個しか作れない竹を編んで磨いたお椀 

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思わずキッチンに揃えたくなる

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オリッサ州の竹で編んだスチーマー

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スプーン

「Bamboopecker」
No.6, SBI Road (Madras Bank Road), Shanthala Nagar,Ashok Nagar,Bangalore - 560 001
営業時間:10:30~19:30
年中無休
+919740013880
http://www.bamboopecker.com/


2019年2月 5日
2019年1月21日
2019年1月14日
2018年12月10日
2018年11月24日
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  • 特派員プロフィール
  • ベンガルール特派員

    ベンガルール特派員
    Takeuchi
    (元ラジオプロデューサー)
    1996年 最初にインドを訪れて以来インドには縁がありデリーにも住んでいた。 今回は、日本人向けフリーペーパーの助人として再渡印。 趣味は、遺跡巡り。18年間でインド国内主要な世界遺産や都市を制覇。 その経験を活かして旅人、出張者、生活者に役立つ情報を発信したい。 また、ベンガルール(旧バンガロール)で生活することにためらいを感じている方へ 「意外と住める!」と思える生活に密着した情報をお伝えします。 DISQUS ID @disqus_s48CxIcmIg

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