おすすめのラジオチャンネル「indigo-91.9fm-」

公開日 : 2017年04月20日
最終更新 :
筆者 : 竹内里枝

移動に伴う渋滞で、車で過ごす時間も長くなるインド生活。我々外国人も楽しめるべンガルールで唯一のインターナショナルチャンネル「indigo-91.9fm-」を取材した。

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現在、ベンガルールでは4つの国営放送と8つの民間放送さらにコミュニティーラジオがある。ただし、1つの局で何チャンネルかを放送している局もあるので、チャンネル数はそれ以上。そして言語はローカル向けということもあり、カンナダ語とヒンディー語。その中で2006年に開局した「indigo-91.9fm-」はベンガルール唯一の英語チャンネルである。日本では、若者のラジオ離れが進んでいるだけに、ラジオ聴取人口割合は、10年前と比較すると減少しているのが現状。さらにAM局の聴取層は以前と変わらず50歳代以上が多く、FM局の聴取層も高齢になりつつある。ご存知の通り、日本のラジオはAM局はトーク中心でFM局は音楽中心の番組構成になっているが、現在ベンガルールではAM局は廃止され、音楽、トーク、教育、語学、農業に関する放送も全てFM局で流している。

「indigo-91.9fm-」の関係者は、ラジオ聴取人口割合を提示してくれなかったものの、インドでは今もラジオの人気が続いていると話した。それはどうしてなのか、様々な理由が出てきた。まず、ベンガルールは渋滞が多く退屈しのぎにラジオを聴き、ドライバー達は待ち時間にラジオを聴いている。他にも、朝流れるバッティソング(神の曲)は欠かせない、テレビより電気代がかからない、停電に影響されない、音楽好きでいつも賑やかなのが好きなお国柄、ネットで音楽を聞くにもスピードが弱いからちゃんと聞けない、音楽をダウンロードするにもお金がかかるその点ラジオは無料、手仕事が多いのでテレビを見る暇もない、識字率が低いので耳から情報を得ている。など日本ではなかなか当てはまらない条件が揃っていた。

「indigo-91.9fm-」の方針は「Fun Young Bangalore」とはっきりしている。CM以外は全て英語。ターゲットは18歳~35歳の若者で最新のUKチャートを元にポップ、ヒップホップ、ブルース、メタル、ロックを選曲しインドの音楽は流さない。また、ただ楽しむだけの放送を目指しているからニュースや渋滞情報、天気予報は省き、触れるとしてもDJがトークの中で入れる程度。放送スタイルもシンプルで、DJは事前にプログラミングしたCMや音楽をボタン1つで操作。あとはタイムキープしながら進行していくといういわゆる「ワンマンスタイル」。

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プログラミング、技術、営業、マーケティング、経理などの部署もある総勢100人規模の放送局だが、最低限の人数で運営している。

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取材時にOA中だったのは、Lester D'coutoがナビゲートするお昼の人気番組。お昼12時からの1時間はリスナーと電話を繋いでトークをしリクエスト曲を聞いてその曲を流していくという。

Lester D

詳しい番組表は、「indigo-91.9fm-」のホームページwww.indigo919.inをチェック。

「indigo-91.9fm-」

India Radio Ventures Pvt. Ltd.

3J, 3rd Cross, 7th 'C' Main,3rd Block Koramangala, Bangalore Karnataka 560034

Tel +91 80 2550 1126

SMS +91 99001 00919

www.indigo919.in

※ゴアでも同じ周波数で聴くことができる。

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