ドイツのペットボトルは、ゴミではなくお金です!
旅行中は、ペットボトルの水を買うことが多いですよね。
本来ベルリンでは水道水も問題なく飲めるためミネラルウォーターを 買う必要はないのですが、旅行者にとっては移動中の水分補給のために必須。
でも。飲み終わった空のペットボトルを ゴミ箱に捨てるのはちょっともったいない!
なぜなら、ドイツではリサイクル推進のためにペットボトルにも 25セントものファンド(デポジット・保証金)がかかっているのです。
あなたがお店でペットボトルの水を買ったときには 商品代金とは別に、追加で25セントの容器代を支払っているということ。 そしてこの25セントは、容器をお店に返したときに返却されます。
ペットボトルをよーく見てください。
このマークのついているボトルは、Pfandflasche ファンドフラッシェ=保証金つきボトル です。
500mlのボトルでも、2リットルのボトルでも同じ25セントです。 水だけではなく、ジュースやビールなどなど、このマークがあるものはファンドフラッシェ。
かといって、全てのペットボトルがそうだというわけでもないのでややこしいのですが、 バーコードのところにマークがあるかないかを目安にしてくださいね。
でも、外出先で買ったボトルを買った店に戻しに行くのはもちろん面倒ですよね。ご安心を。 買った店に返す必要はありません!どこのスーパーでもファンドフラッシェを販売している店なら 引き取って、保証金を返してくれますよ。
それでもやっぱり旅行中、空になったボトルを持ち歩くなんて邪魔だしバカらしい。 そういう人は、もちろん町のあちこちに設置されているゴミ箱に捨ててかまいません。
ベルリンには、そういう「放置された」ファンドフラッシェをゴミ箱から集めて、それを お金に換えて生活している Flaschensammler フラッシェンザムラー という人たちが
たくさんいます。彼らが、素早くゴミ箱から見つけ出して回収していってくれます。
だって、空のペットボトルを4本集めれば1ユーロ(約100円)になるのですよ! 観光客が集まる場所は、彼らにとってはまさにお宝の山。 ペットボトルは、ドイツではゴミではなくて本当に「お金」なのです。
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