ベルリンファン待望の最新ガイドブック 『歩いてまわる小さなベルリン』

　「そうだ、ベルリンに行こう！」と思い立ってから多くの人が気づくのが、「近所の書店にベルリンのガイドブックが売っていない...（驚）！」ということ。　　そうなんです、本当に。　パリやローマ、ロンドンのガイドブックはどこの書店でも何冊（それどころか何十冊も）並んでいるのに、ベルリンのガイドブックって滅多に在庫が置いてありませんでした。

　それはベルリンを訪れる日本人がパリやローマに比べて少ないから、ということに他なりませんが、もうひとつの理由はきっと、ベルリンについて何も知らない人が、ふと見かけたときに手に取りたくなるようなガイドブックがなかったから、ではないかと。　

　要するに、ベルリンに興味を持つきっかけになるような本が存在しなかったことが問題なのではないかと、個人的には思っていたのです。　でも、ついに。本当に素敵なベルリンのガイドブックが出ました！！

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　まだまだまだまだ（←繰り返して書いてしまうほど）、ベルリンの魅力は日本の一般旅行者には伝わっていないのが現状です。でも、このガイドブックが出たことで、やっとベルリンも 「日本人が訪れてみたい、ヨーロッパの素敵な街のひとつ」 として知名度が上がるのではないかと思っています。

　著者の久保田由希さんは、2002年からベルリン在住。フリーランスのライターとして、数多くのベルリンのカフェやショップ、インテリアなどを取材していらっしゃいます。その膨大なデータや彼女自身のベルリン在住者としての目線から選りすぐりをぎゅっと詰め込んだこの本の情報量は、すごい！　ベルリン在住者も必携の一冊となっています。

　ちなみに久保田さんと私は、2013年5月から「おさんぽベルリン」というベルリンの情報ブログを立ち上げて一緒に活動しています。 そのきっかけはやはり、「ベルリンの知られざる魅力をもっと日本に伝えたい！」という気持ちでした。これまでのガイドブックには載らなかった、歴史的な観光名所だけではないベルリンの姿を紹介したかったからです。

　今回出版された「歩いてまわる小さなベルリン」は、この「ベルリン特派員ブログ」と、「おさんぽベルリンブログ」で細々と伝えてきたベルリンの魅力が一気に濃縮されたようなガイドブックですので、ベルリンへいらっしゃる方にはぜひ！！手にとっていただきたいと願っています。