10年間で宿泊数が倍に!ベルリンの人気が止まらない!

公開日 : 2016年02月20日
最終更新 :

 2011年9月にこのベルリン特派員ブログを書き始めてから、4年半が経ちました。(最初の記事はこちら→『ベルリンは、ドイツの中のニューヨーク!?』 当時も、「ベルリンには観光客が増えつつあるな......。」と肌で感じていましたが、それは年々目に見える形で増え続けていまして。

 ちょうど昨日の新聞にも、「ベルリンの2015年宿泊数が3,000万を超え、記録更新」の記事が載っていました。その内容について少しお知らせしますね。

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(↑新聞 DER TAGESSPIEGEL の記事内のグラフより。)

 どうですこの右肩上がりっぷり。 たった10年前と比べて、2倍以上のツアリストがドイツ国内外からベルリンに押し寄せているわけです! こんなに短期間に一気に観光客が増える街というのも、珍しいのではないでしょうか。 

 ベルリンの公式観光ポータル、Visit Berlin のKieker氏も、「2005年の時点では、10年後にこんな数字になるとは夢にも思わなかった」と言う通り、ベルリンの人気はすごい勢いで拡大しています。 「この宿泊数には、ベルリンで友人宅や親戚宅に泊まるゲストの数は含まれないので、実際にはこの倍くらいの宿泊数があるのではないか?」ということ。

 ちなみに、ベルリンを訪れるゲストの内訳は、ドイツ国外からが39%、ドイツ国内からが61%なので、ドイツ人もこぞって各地から首都ベルリンに観光やビジネスで宿泊しているということですね。

 外国人旅行者の数ももちろん増えており、2014年と比べて9%増えています。中でもイギリスからの旅行者が多いとのことで、これはもしかしたら私が過去のブログ記事内でも書いたように イギリスのガーディアン紙に、ベルリンが「世界のベストシティ」のひとつとして紹介されたことも影響してるかもしれないですね!

 ベルリンは、訪れる人の趣味や嗜好によって全く違った楽しみ方ができるところが魅力です。ある人にとってはベルリンは「ギャラリーで歴史や芸術三昧を楽しむ街」であり、ある人には「コンサート巡りをする街」であり、またある人には「クールなバーやクラブをはしごするための街」なのです。ファッションの街かもしれないし、カフェの街かもしれないし、モダン建築の街かもしれない。無限の楽しみ方があるのです。

 それでも、まだまだ日本からの観光客は少ないです。増えてるな、とは感じますけどね。そろそろ日本の旅行関係者も、いかにベルリンが世界的に注目されている街なのかに気が付いて、もっとベルリン特集やツアーを組んでくれてもいいんじゃないかと思いますが。

 とはいえ、いつになったら新空港が完成するのか、そして日本からの直行便が飛ぶのかわからないというのが、観光地としてのベルリンの最大の弱点ですね......(^_^;) 

 2016年以降も、ベルリンの人気は当分続くでしょうね。百聞は一見に如かず。ぜひみなさんも、今年こそはベルリンという街の魅力をご自身の目で見にいらしてくださいね!

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