ベルリンの治安について 旅行者が行かないほうがいいエリア

公開日 : 2016年03月03日
最終更新 :

 2013年7月にも、ベルリンの治安についてこのブログで書きました。(『ベルリンの治安は、どんな感じなの?』) そして3年近く経った2016年の3月現在、残念ながら治安は悪くなっていることを認めざるを得ません。

 つい先日も、クラブやカフェが集まっていてツアリストにも人気のレヴァラー通りで、殺傷事件がありました。 去年の秋にも同じ通りで旅行者がナイフで切りつけられ、ケガをしています。同エリアの雰囲気がここ数年悪化していることについては地元新聞でもちょくちょく報じられています。

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 ↑新聞 DER TAGESSPIEGEL の記事掲載の地図より。白く囲った中のRevaler 通りは、明るい時間帯でも黒人の麻薬密売人があちこちに立っていて、嫌な雰囲気です。  ベルリンに来る方に、「行かないほうがいいエリアはありますか?」と聞かれたら、今はこの3か所だと答えます。(それぞれ、場所名をクリックするとGoogleマップにリンクします)

1、Revalerstr.(レヴァラー通り)<フリードリヒスハイン地区> 

2、Gorlitzer Park(ゲルリッツァー公園)<クロイツベルク地区> 

3、Kottbusser Tor/@52.4991269,13.4182637,19.25z/data=!4m7!1m4!3m3!1s0x47a84e335b5244e7:0xb2b5b5c03f8bf6c7!2sKottbusser+Tor,+10999+Berlin!3b1!3m1!1s0x47a84e3344272ff1:0x12cb6dfef846f678) (コットブッサー・トーア)駅とその周辺<クロイツベルク地区>

 この3か所は、いわゆる観光名所からは離れているので普通の日本人旅行者ならそもそもあまり行くことはないと思うのですが、いずれも周辺にカフェやクラブ、バーなどがたくさんあって「夜遊びエリア」としてはとても魅力的な場所でもあるのです。欧米からの若い旅行者は、まずこのエリアを目指すといっても過言ではありません。

 普通に地元の若いカップルや子供連れも見かけますし、路地を1本入れば普通の住宅地でもあるので一人で歩いたからといって必ずしも危ない場所ではないのですが、実際にこのエリアで事件が多発しているので、それを知っておく必要があります。

 特にコットブッサー・トーア駅周辺は見るからに薬物中毒のような人が多く、外国人をターゲットにしたスリや強盗も増えているとのことなので、用がなければ近づかないようにするのと、行くのであればそういうエリアだということをちゃんと意識して周囲に気を付けて歩きましょう。

 ゲルリッツァー公園内は、とても広い公園でお天気の良い日は地元の子供連れで賑わいますが、黒人男性が数人で集まって、あちこちに立っています。彼らは麻薬の密売人で、人によっては前を通るたびに「いらないか?」と声をかけられます。別にそれが危ないわけではないのですが、気分は良くありません。

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 ↑これはゲルリッツァー公園近くの通りにある建物。落書きが多く、それをそのままにしてるエリアは、やはり雰囲気が良いとは言いづらいですね。とはいえ、街中が落書きだらけなので、落書きがある=そこは危ない場所、というわけではないですよ! 私の中では良くも悪くも壁の落書きは「ベルリンらしさ」のひとつです(^_^;)

 男女共に、海外に慣れていてこういうエリアも平気で歩ける人は、今回の記事は気にしなくていいです。私も普段普通に一人で歩いているエリアですから。 それに、私もこんな記事を書いて「ベルリンは危ないところだ」なんて思われたくないですし!

 でも、海外旅行に慣れていなくて、「少しでも雰囲気の悪いところは避けたい!」と考える人は、今回の記事にあるエリアには近づかないようにしたほうがいいですよ、というのをお知らせしたくて書きました。ご参考になれば幸いです!

 ベルリン個人ガイド&ホームステイのオーナーでもある私のHPにも、ベルリンの治安についての記事を書いています。そちらも参考にどうぞ。→『ベルリンの治安と、日本人女性がうちにステイするメリットについて』

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