ベルリン旅行 現金とカードの使い分け

公開日 : 2016年11月25日
最終更新 :

 初めてベルリンへ来た方がよく驚くのが、「意外とクレジットカードが使えない!!」ということ。これ、旅行者にとってはとても重要なことなので注意してくださいね。

 日本だと、コンビニで数百円の買い物でもクレジットカードを使ったりするくらい「使えて当たり前。」という感覚ですが、ベルリン(というかドイツ)では通用しません。そもそもクレジットカード使用不可か、使用可能でも「〇〇ユーロ以上の決済に限る」などの店独自の但し書きがあったりします。(手数料が高いため、手数料を負担するお店側がカード払いを嫌がるのが理由のひとつのようです。)

 日常生活でドイツ人がお金を払うときに使われるのは、ECカード(いわゆるデビットカード)かユーロ現金。でもECカードはドイツ在住で銀行口座がないと作れないため、日本人旅行者は現金をちゃんと用意しておく必要があります。そのユーロ現金の用意についてですが、日本で両替して多めに持ってくるか、今はクレジットカードのキャッシングサービスを利用して、現地のATMで引き出すのが主流だと思います。

 もちろん、ホテルやデパート、旅行者が多く利用するちゃんとしたレストランなら、クレジットカードが使えますのでそこまで心配しなくてもいいですが、JCBやアメリカンエクスプレスは使えないことが多いので、ここも要注意(^^;)! VISAかMASTERのほうが安心です。1枚だけだと、磁気のトラブルなどで使えなかったときに困るので、2種類のクレジットカード(できればVISAとMASTER)を持っていくのはおすすめです。暗証番号(PIN)を覚えていくのも忘れずに(サインでは対応してくれない場合あり)。

 さて、現金を持ち歩くときにもいくつか注意点があります。

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・紙幣は50ユーロ札以下、できれば20ユーロ札以下で持ち歩く 

 → 小さな店で数ユーロの買い物に100ユーロ札を出すと「今、お釣りがない」と断られる可能性があります。100ユーロ紙幣が手元にあるときは、なるべく大きなスーパーやデパートで使ってこまめに崩すようにしましょう。

・50セント/1ユーロ/2ユーロの小銭は使い切らずに、常に数枚持ち歩く 

 → 50セント硬貨は有料のトイレに行くとき必要です。1ユーロ、2ユーロは駅で切符の自販機などを使うとき、コインしか使えない可能性があるので持っていたほうが便利。

・現金は、クレジットカードと一緒にしないで分散して持つ

 →これはスリ対策です。カードはどうせそんなにしょっちゅう使わない(使えない(^^;))ので、現金を入れた財布とは分けて持つ。現金も、分散させて持つことで万が一のスリ被害を最小に抑えましょう。(ベルリンのスリ被害はとても増えています!本当に気を付けてください。)

 北欧やオランダなど、キャッシュレスが進んで現金を使わないようにしている国も増えていますが、ドイツはまだまだ現金主義。ヨーロッパ周遊旅行をする方は、国ごとにこんな違いもあるので事前の下調べと準備を怠らないようにしてくださいね!

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