スイスで妊娠〜妊婦健診・スイスと日本で違う点〜

公開日 : 2017年02月22日
最終更新 :

≪スイス情報.comのメンバーが、スイスで妊娠した時の様子をレポートしてくれました。≫

日本に一時帰国した際(2016年10月〜11月/妊娠15週〜20週)、日本の産婦人科に3回通いました。

健診内容等は受診する病院、そして時期や健康状態によっても異なりますが、私の場合に日本とスイスで違った点をご紹介します。

●日本は健診回数が多い

日本の場合、妊娠初期~23週は4週間に1回、妊娠24~35週は2週間に1回、妊娠36週~出産までは1週間に1回と通常14回妊婦健診がありますが、スイスの場合は通常9回。

●日本は体重管理を徹底している

日本では病院によっては厳しく体重管理をするところがあるようですが、スイスでは体重の増加について細かく言われることはありません。

●日本では子宮底長・腹囲測定が毎回ある

私の通うスイスの婦人科では子宮底長・腹囲測定の測定は一度もありません。

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(日本の母子手帳 基本健診結果記入欄)

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(スイスのママパス 基本健診結果記入欄)

●日本では診察室と内診室が別室で、さらに仕切りカーテンが付いてる

スイスは診察室に内診台が置かれ、内診台にカーテンなどの仕切りはありません。

診察室の端にある小さな脱衣スペースで服と下着を脱ぎ、内診台まで下半身裸で移動することになります。

●日本は3D/4D超音波検査がある

スイスで私が通っている婦人科は2Dエコーのみ。

ルツェルン州立病院(Kantonsspital Luzern)で再検査をした際に3D超音波検査がありましたが、日本の方がエコー写真のクオリティーが良かったです。

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(スイスのルツェルン州立病院(Kantonsspital Luzern)で撮影した3D超音波検査写真)

●日本の産婦人科には無料の託児所があるところが多い

日本の産婦人科では、保育士の方がいたので安心して息子を預ける事が出来ました。

このようなサービスがあるのは大変ありがたいです。

受診する病院の方針や医師、健診時期によって違いますが、私の場合、時間をかけてゆっくり超音波検査をしてくれるのはスイスの婦人科です。

日本には日本の良さが、スイスにはスイスの良さがあるなと感じました。

<詳細・問い合わせ>

Gesundheitszentrum Rigi AG

住所:Bodenstrasse 20

6403 Küssnacht am Rigi

電話:+41 41 829 70 00

e-mail: info[at]gzrigi.ch

website: http://www.gzrigi.ch/medizinisches-angebot/gynaekologie-und-geburtshilfe/

*現在お住まいの地域や州、またご契約されている保険会社により、異なる場合があります。事前に病院や保険会社にご確認されることをお勧めします。

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筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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