スイスで出産〜分娩室〜

公開日 : 2017年06月04日
最終更新 :

予定日までに生まれなかった為、4月11日に出産病院ルツェルンの私立クリニック (Hirslanden Klinik St.Anna)担当医の個人婦人科にて妊婦健診。

⚫︎基本健診

⚫︎NST(ノンストレステスト)

⚫︎超音波検査

⚫︎内診

基本健診後にNST検査。

お産に赤ちゃんが耐えられるかどうか、元気な状態かどうかを確認するのがノンストレステスト。

赤ちゃんの心拍(胎児心拍数)とお腹の張り(子宮収縮)をチェック。

私は40分ほどかかりました。

その後、診察室にて超音波検査と内診。

子宮口が2センチ程開き、子宮頚部も柔らかくなって赤ちゃんの下降も着々と進んでいる、ということで担当医と話し合い、2日間自然に陣痛が来るのを待ち、来ない場合は陣痛促進剤を使うことになりました。

2日後の朝、まだ陣痛が来なかったので出産病院ルツェルンの私立クリニックに連絡し、午前9時半に病院の分娩室に入りました。

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こちらがルツェルン湖に面した陣痛室兼分娩室。

分娩室にはソファーや机あり、家族とゆっくり過ごしたり、食事をしたりも出来ます。

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目の前には中央スイスを代表するピラトゥス山が。

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陣痛中に楽な姿勢で過ごせるようにバランスボールやクッションなども準備されていますし、水中出産を希望する方のために浴槽のある分娩室もあります。

さて、ノンストレステストと内診後に陣痛促進剤を投入。

定期的に助産師が様子を確認し、陣痛促進剤の量を調節。

11時に人工破膜を行い、その後すぐ無痛分娩の硬膜外麻酔注入。

効き方に個人差があると思いますが、今回(2人目)は麻酔が効かないうちに本陣痛が始まり、激しい痛みを感じました。

そして担当医の到着を待ち、いよいよ出産へ。

人工破膜から約2時間後に娘が誕生しました。

私は今回立ち合いなしで一人で出産に臨みましたが、いきむタイミングや呼吸法は助産師が指示してくれますし、不安もなくお産に臨む事ができました。

産後すぐにカンガルーケア、赤ちゃんの体重・身長・頭周りの計測、体温の測定などが行われ、分娩台の上で初めての授乳となりました。

産後約2時間は経過観察のため、分娩室で過ごし、その後入院部屋へ移動となりました。

<詳細・問い合わせ>

Hirslanden Klinik St.Anna

住所:St.Anna-Strasse 32, 6006 Luzern

電話:41 208 31 82

e-mail: hebammen.stanna@hirslanden.ch

website:www.hislanden.ch/stanna

*出産は一人一人違いますし、病院や医師によって対応が違うこともあります。あくまでも個人の体験談としてご紹介しています。また、現在お住まいの地域や州、またご契約されている保険会社により、異なる場合があります。事前に病院や保険会社にご確認されることをお勧めします。

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筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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