幼稚園入園前はどう過ごす?〜スイス・ルツェルン編〜

公開日 : 2017年07月26日
最終更新 :

《今回はチューリッヒ在住スタッフからの情報です。》

以前、ルツェルン在住の際にお世話になった、スイスの遊びグループ (シュピールグルッペ=Spielgruppe:独語)をご紹介したいと思います。

シュピールグルッペとは、子供たちが集まり先生と一緒に遊んだり、工作したり、絵本を読んだりするグループで、通常は室内あそびですが、天気によっては近くの公園に遊びに行ったりもする保育園の様な場所です。

こちらのシュピールグルッペは「クンターブント (Kunterbunt)」と言い、ルツェルンに掛かる、カペル橋に近い場所に位置します。

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先生は3人で曜日別に先生が決まっています。

そして、通常は2名の先生が1クラス (10名までの子供達)を見ることになります。

先生方は、仏語や英語が話せたりするので、お国柄の違う子供たちにも対応可能です。

過去にも日本人のお子様を受け入れたということもあり、日本人 (ハーフの子供)に対しても少し知識があるという点も、安心感がありました。

義務ではありませんでしたが、両親もしくは片親が外国人となると、スイスドイツ語を学べる良い機会でもあり、幼稚園へ行く準備段階としても良い経験だと思います。

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息子の場合は、2歳半になってから行き始め、午後13:00〜17:00まで、週2回火曜日と金曜日に預けていました。

受け入れている年齢は生後18ヶ月 (1歳半)から、幼稚園入学前までの年齢 (5〜6歳)です。

成長の過程を振り返ると、個人的には行かせてあげて良かったなと思っています。

そして、こちらの部屋は「ゴンぺツィマー (スイス独語:Gompezimmer=ジャンプ部屋)」と言い、軽い運動が出来る場所になっています。

ぶら下がったり、ジャンプをしたりと、子どもたちも身体を動かして遊べる部屋になっています。

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支払金額はと言いますと、個々の家庭の収入によって変わってきます。年間収入によって変わってきます。

年間収入54000フラン (6,350,400円)以下の家庭 ー 半日29フラン (3410円程)

年間収入72000フラン (8,467,200円)以上の家庭 ー 半日40フラン (4700円程)

の支払いになります。

一日の流れは、午後の部 (13時〜17時)の場合、各自自由に遊び、16時頃に玩具のお片付けをします。そして順番に手を洗に行き、おやつの時間となります。

その後に絵本の読み聞かせが始まります。

最後は、お別れの挨拶をして帰宅となります。

ママ達は17時10分前頃に、こちらの入り口付近に来て、子供達の帰りを待ちます。

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通常はママさん同士で合う機会もお迎えの時だけですが、一年に数回お父さんやご兄妹も参加できるイベントもあり、

・森の中でBBQする日 (ソーセージを各自用意し、火をおこした場所に専用器具を設置して、焼いていただきます)

・スパゲッティの日 (読み聞かせのあと、みんなでスパゲッティを食べ、持ち寄ったケーキやお菓子を頂きます)

などがあり、家族で楽しめる時間も設けてくれています。

スイスのシュピールグルッペは先生方も、子供達のお国柄も様々。

こんなインターナショナルな環境で育つ子供達の成長が楽しみですね。

<お問合せ先>

Kindertreff Kunterbunt

Winkelriedstrasse 5

6003 Luzern

info@kunti.ch

<営業時間>

火曜日 13:00〜17:30

木曜日 07:45〜12:15

金曜日 07:45〜12:15、13:00〜17:30

<アクセス方法>

ルツェルン中央駅より徒歩10分

プファーライチェントルム バールフッセール (Pfarreizentrum Barfüsser)の建物内、3階

※こちらの情報は一例です。各シュピールグルッペで金額や一日の流れも異なりますので、興味のある方は、お近くのシュピールグルッペでご確認いただけるようお願いいたします。

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筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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