実感できた!異文化コミュニケーション講座

公開日 : 2016年10月13日
最終更新 :
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7月のことですが、友人が開催したセミナーに参加させて頂きました。クロスカルチャー(異文化)コミュニケーション。外国に住んでいると当たり前ですが、お仕事や子供の学校、ママ友、買い物などで現地の人と交流する機会が毎日あります。英語はそこそこできて友人もいるけれど、もう少しステップアップしたいな。でもどうやって?相手に自分の言いたいことが本当に伝わっているのかしら?そんな風に思われている方は意外と多いようです。

今日の記事では、アメリカに移住して15年。英語で普通に会話はできるけれど、時々しっくりこない。もっとアメリカ人とコミュニケーションが上手に取りたい。そんな風にここ数年悩んでいた私が"異文化コミュニケーション講座"を受けてみて、それから3ヶ月が経った今、どんな変化があったのかを記してみたいと思います。

セミナーについての詳細はこちらから。

英会話教室や語学学校とは全く違うコンセプトのこのセミナー。英語が上手な方も、話せるけれど自信がない方も、様々な方が集まっていました。

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私がこの講座を受けてみた感想を一言で言うと、"納得"できた。今まで悩んでいたことを、悩まなくていいんだ。実行すればいいんだ。ということが分かり、しっくりときました。実行といってもただ単に英語に力を入れるというわけではなく、自分自信のバックグラウンドを理解し、それにスパイスを効かせるだけ。例えば私の場合は100%日本人で、顔つきや体つきだけでなく、会話中のしぐさや動作、声の大きさまで日本人なのです。華やかな顔をしていないので、どちらかと言えば大人しい印象を相手が持つ。今までは腕組みをしてアメリカ人と会話していたことも多々ありました。腕組みをしていると相手を拒否している風に取られるらしいのに、そんなことは全く知らなかったのです。アクセントのある英語しか話せない私は、元々日本語を話す時でも声が小さく、英語だと相手が余計に聞き取りにくい。相手に"なんて言ったの?"と聞き返されると、それだけで萎縮してしまい、ああ、私の英語が下手だから、、、と自己嫌悪になって更に声が小さくなる。という負のループに陥っていました。

日本語で会話する時以上に、英語では笑顔で明るく、大きな声で話す。ということが大切なんだということが分かり、実践しています。つまならない時や嫌な事があった時に笑顔で、、、ってなかなか難しいですね。(苦笑)でも少しでも意識するだけで、本当に今までになかったような手応えを感じています。

今回の講座で、更に分かったことは、私の住んでいるアメリカという国は、コニュニケーションで言うとLow-contextだということ。日本はHigh-context。contextというのは文章や会話などの前後関係という意味を持っていて、要するにアメリカでの良いコミュニケーションとは、的確でシンプルかつ明瞭であること。言葉の表裏がなく、単語で表現するそうです。それに比べて日本での良いコミュニケーションとは、洗練されていてニュアンスを含み、層があり行間を読む。空気を読みながら会話を進める。全く正反対というわけですね。

この正反対のcontextというものが両国に存在する。という事実を知ることができたのも、私のアメリカでの生活に大きな変化をもたらせました。今まで英語で相手に何かを伝える際に、単語や文法が問題なくても、上手く伝えられない。と感じて不安になったり落ち込んだりしたことがありました。それは私が日本式に話していたからなのですね。日本人の素晴らしい文化や習慣を持ちながら、英語での会話術をプラスする方法を取るようになり、自信がつき、話すことがラクになってきました。

講師を務めて下さった美紀さんに、改めてありがとう。

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異文化コミュニケーション第二回目の開催も考えられていらっしゃるようです。興味のある方はぜひ、参加してみて下さいね。その際にはまたお知らせしたいと思います!

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