6月解禁のニシン幼魚のマリネを食す「マーチェス祭り」

公開日 : 2013年06月10日
最終更新 :
筆者 : SAORI

地元の人も楽しみにしているという、ブリュッセルで初物のニシンが食べられる日。通常5月末から6月初めにニシン漁が解禁になるのに合わせ、6月上旬に聖カトリーヌ広場(Place Saint Catherine)では「マーチェス祭り」が開催されます。

マーチェスとは、ニシンの幼魚を生の状態で酢漬けマリネにしたもの。ニシンの頭や皮、大きな骨は取り除かれていて、刻み玉ねぎと一緒にいただきます。

2013年は6月9日(日曜日)が「マーチェス祭り」ということで、聖カトリーヌ広場へ出掛けました。

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広場は大勢の人で賑わっているのですが、マーチェスを食べている人が見当たりません。聞けば、今年は天候が悪く、ニシン漁の解禁日が遅れたため、初競りが6月5日から6月19日に延期となったそう。ということで、初物のマーチェスを食べられるのは、あと2週間後になるようです。

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とはいえ、せっかくここまで来たので、何か食べようということになり、周りのお店を見ていると、去年のマーチェス(冷凍物)を提供しているお店がありました。こちらでマーチェスと、マテ貝やエビの鉄板焼きをいただきました。

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【写真上】 マーチェス。これは昨年獲れたニシンの幼魚をマリネしたもの。レモンを絞っていただきました。

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【写真上】 マテ貝。地元ではその形から貝殻を「ナイフ」と呼ぶそうで、子どもたちが海岸で拾って遊びに使うそうです。

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【写真上】 エビの鉄板焼き。他のお客さんから「それは何?」と何度も聞かれました。たくさんの人が注文した人気メニュー。

どれもおいしくいただきましたが、やっぱり初物のマーチェスを食べてみたいので、6月下旬にメール・デュ・ノール(Mer du Nord)へ行こうと思います!

Mer du Nord (メール・デュ・ノール)

住所: Rue Ste-Catherine 45, 1000 Bruxelles

電話: +32 (0)2 513 11 92

営業時間: 11:00~17:00(金・土: ~18:00、日: ~20:00) 月曜日休み

<お役立ちメモ>

聖カトリーヌ広場の隣にあるメール・デュ・ノールは、ガイドブックにもよく取り上げられるお店。立ち食いバーは11時から夕方まで開いていますが、人気のメニューはお昼過ぎには売り切れてしまうこともよくあるので、お店が込み合うランチの時間よりも少し早めに向かうのがおすすめです。メニューは仕入れの状況によって変わるので、季節ごとに食べられるものが違いますが、定番メニューでおすすめは、エビのコロッケやタラの唐揚げ。鉄板焼きもおいしいので、私は周りの人が食べているものを見て、おいしそうなものを注文したりしています。そして、ここの白ワインはとてもおいしいと人気なので、試してみてくださいね!

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