ブリュッセルに来ないと食べられない!? ショコラティエの隠れた名品「マノン」

公開日 : 2015年07月17日
最終更新 :
筆者 : SAORI

以前、ゴディバの方とお話する機会があり、おすすめのチョコレートについて質問したところ、「厳密にはチョコレートではないけれど、『マノン』は食べましたか?」という答え。

今回は、ゴディバの方も勧める、チョコレートではないけれど、チョコレート屋さんで売っていて、ちょっと特別なお菓子『マノン』をご紹介します。

マノン(Manon)とは、フレッシュ・クリームをフォンダン・シュガーで閉じ込めた砂糖菓子のこと。つまり、昔ながらのレシピで作られたマノンには、チョコレートが一切使われていません。中に閉じ込められているフレッシュ・クリームの鮮度が命のマノンは、品質管理がとても難しく、デリケートなお菓子。ベルギーのショコラティエでも、マノンを取り扱っているお店は少なく、気温が上がる夏になると販売を休止するお店もあるようです。

サブロン広場にあるゴディバ店内でマノンを見つけました。2種類のマノンがあります。

7h.JPG

1つずつ買ってみました。

7i.JPG

半分に切ってみましょう。

7j.JPG

白のマノンは、コーヒーのフレッシュ・クリームとウォールナッツが中に入っていて、真っ白なフォンダン・シュガーに包まれている一方で、茶色のマノンは、コーヒー風味のフォンダン・シュガーに包まれています。

お味は、はっきり言って、とっても甘いです。中のフレッシュ・クリームもそうですが、フォンダン・シュガーは平たく言うと砂糖のかたまりなので、とにかく甘いです。もしかすると、濃いめの抹茶と一緒にいただくと合うかもしれません。

さて、珍しいマノンではありますが、鮮度が命とだけあって、海外のお店では売っていないことがほとんどです。そして、長い飛行時間を伴う場合、「お土産にするのもお勧めできない」とゴディバの店員さんはおっしゃっていました。

甘いものに目がない方は、ぜひお店に出向いてみてください。ゴディバ以外にも、ノイハウス、ヴィタメール、レオニダスなどで、マノンを購入することができます。なお、マノンはフレッシュ・クリームをフォンダン・シュガーで包んだものが本来の作り方ですが、最近ではチョコレートで包んだものも出てきています。フォンダン・シュガーのものに比べると、甘さがだいぶ抑えらるので、食べやすいかもしれません。

7k.JPG

ノイハウスで買える6種類のマノン。チョコレートで包まれたものもあります。中のフレッシュ・クリームはバニラやコーヒー、チョコレート・ムース入りもあります。

ベルギーでないと食べられない味。一度は試してみる価値ありです!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。