世界遺産のある町「シギショアラ」のオススメ観光スポット(前編)

公開日 : 2016年07月20日
最終更新 :
筆者 : T&O

トランシルバニア地方の都市である「シギショアラ」。トランシルバニアの町には歴史があり、このシギショアラはルーマニアの中で大変人気がある観光地の一つです。

シギショアラの旧市街は中世時代から綺麗に建物を保存していたこともあり、1999年からユネスコ世界文化遺産に登録されています。典型的なヨーロッパの町なので、シギショアラも他の歴史がある町と同様に「新市街」と「旧市街」に分かれて町が形成されています。

シギショアラの旧市街の歴史の始まりは900年前、12世紀末にドミニコ会修道院の教会の建設によって始まりました。12世紀の頃にはドイツから来たザクセン人という民族がトランシルバニア地方に住み着いて、教会、要塞や家などを建てはじめたと言われています。

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中世時代にはドミニコ会修道院付近にザクセン人がシギショアラに最初の学校や砦の城壁、天守閣や住宅等を建てました。オスマントルコからの兵士の侵入を防ぐため、ザクセン人はシギショアラを要塞の町として建設。16世紀のころにはシギショアラの14ヶ所に天守閣がありました。

その天守閣の中で現在に残っているのは「縄作り職人の塔」、「ブリキ職人の塔」、「仕立て屋の塔」、「皮革加工職人の塔」、「皮なめし職人の塔」、「靴職人の塔」、「肉屋の塔」、「鍛治屋の塔」、「時計の塔」という9つの天守閣しか残っていません。その天守閣の中でもっとも愛されているのは「時計の塔」です。

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中世時代の頃には市役所として使われて、現代は歴史博物館に変わっています。高さは64mで昔は要塞の入り口としての役割もあったそうです。時間が来ると塔のカラクリ時計から人形が現れて踊りだします。「時計の塔」の7つの人形は1648年にヨハン・キルシェルによって作られ、古代ローマの神々を擬人化したものとなっています。このカラクリ時計は是非見ていただきたいのですが、現在は動いていないそうです。残念。動いていませんが外から人形を見ることはできるので旅に思い出に是非お立ち寄りくださいね!

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