知らないと恥ずかしいマナー・・・「チップ」のコト

公開日 : 2017年05月28日
最終更新 :
筆者 : T&O

ルーマニア旅行に限らず、欧米に旅行される方は"チップ"の習慣に戸惑うと思います。

日本やアジアではチップの文化に馴染みがないためなおさらです。チップは義務ではないため、絶対にあげないといけないというわけではありませんが、「郷に入れば郷に従え」とのことわざがある通り、その国へ行ったのならその国の習慣に従うのが礼儀・ルールと言えるかもしれません。

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私たち日本人はチップを支払う習慣がないため、どのタイミングで払えばよいのかも分からない人が多いと聞いています。そういう問題もあると思いますが、残念ながら、ルーマニアに限らず、ヨーロッパで日本人はチップを払わない国民として知られてしまっています。

日本では中国人観光客のマナーが悪いと一部で言われていますが、ヨーロッパで中国人はチップや金払いの良い観光客としてアジアの中では最も良いお客様となっている現状があります。しかし、私たち日本人はマナーを知らないお客様、とヨーロッパでは揶揄されることもしばしば・・・。

払うかどうかは別として、その国や地域のルールはある程度覚えて旅行することが大事でしょう。ルーマニアでのチップの目安は支払った料金の10〜15%程度です。例えば日本円で1,500円分のサービスを受けたのなら、そのチップは150~300円となります。

●チップは全てのお店で支払う必要はない

気を付けたいのは全てのお店でチップを支払う必要はありません。基本的にレジカウンターでお金を支払う変わりに商品を貰うお店やファストフード店などセルフのお店は支払わなくて大丈夫です。

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※スターバックスなどレジでお金を払い商品を受け取る飲食店ではチップは支払いません。

●後払いするサービスに関してはチップを支払うのが一般的

基本的に利用者がチップを支払う目安になるのが、サービスを利用したり、受けた後にお金を支払う、「後払い」のものに関してはチップを払うのが一般的と考えください。セルフではないレストランなどもサービスに対してチップを支払うことが一般的です。

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※ウェイター&ウェイトレスがいてサービスを提供してくれるレストランなどはそのサービスに対してチップを払うのが一般的です。

レストランで料理を食べ終わりチェックするとレシートがレシート入れとともにテーブルに運ばれてきますので、金額を確認し10~15%上乗せした金額をチップとして入れ返しましょう。大きなお金しか持っていない場合は、お釣りが運ばれて来た後で、レシート入れに10~15%程度のチップを入れましょう。カード払いの場合も同様で、レシート入れに現金を入れておくのがチップのマナーとなっています。

●ポーターやタクシー運転手、ガイドにもチップは払うのが一般的

また利用するホテルでポーターに荷物を運んでもらった場合にも日本円で150~300円程度のチップをあげるのが習慣です。ホテルに連泊するのならベッドメーキングや清掃をしてくれる人にも支払うのがマナーです。この場合はベッド脇の机などにお金を置いておきましょう。

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※タクシーは料金を支払う際にチップをあげることがルーマニアでは一般的です。

タクシーを利用する際も金額の10%を目安にチップを支払う必要があります。ルーマニアでは特にタクシー運転手に対してチップをあげないと確実にそのドライバーは怒ります。利用する機会があれば気を付けてください。

ガイドなどを雇ったり、利用した場合もチップは当然ながら必要となります。個人でガイドを利用した場合も基本料金の10~15%程度の金額をプラスして渡すことが基本的なマナーとなっています。

日本人にとっては何かと難しい"チップ"の文化ですが、「おもてなし」文化が根付いている日本とは違い、海外でサービスは無料ではありません。海外ではサービスを利用、または受けた後、要求したことに対して応えてもらった時などチップを払うのが一般的との心構えをしておく必要があるかもしれません。日本人の皆さんが海外で気持ちよく旅行されることを願っています!

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