ハンガリーのタバコ事情

公開日 : 2014年05月30日
最終更新 :
筆者 : Shuri

ハンガリーでは昨年、タバコに関する法律が改正されました。

まず大きく変わったのは、タバコの販売方法。

タバコの小売販売を国が管理することになったのです。

そのため、 "国から営業権を与えられたお店のみ" がタバコを販売できることになりました。

お店の名前は「NEMZETI DOHÁNYBOLT (ネムゼティ ドハーニボルト)」

「国家タバコ屋」 という意味です。

URL: http://nemzetidohany.hu/ (ハンガリー語)

以前は、スーパーやレストラン、ガソリンスタンド、キヲスクなどでも購入できたのですが

現在タバコを購入できるのは、「NEMZETI DOHÁNYBOLT」 のみとなりました。

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現在、ハンガリーに6,269店舗あるようです。

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ブダペスト、やっぱり店舗が多いですね。

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さすが「国家タバコ屋」、看板までハンガリーの国旗色です。

私は喫煙者ではないのですが、裏通りを歩いているだけでも日本のコンビニ並みに目にするので

初めて見た時は、新しいチェーン店が進出したのかとわくわくしてしまいました。

国の管理下におかれているということで、お店の仕様にも細かな規制があります。

看板、ロゴマーク、⑱ (18歳未満立ち入り禁止) のマークまで、全店舗統一。

18歳未満の未成年者はタバコを購入できないのはもちろん、入店することもできません。

つまり、子供連れやベビーカーでの入店も禁止!というわけです。

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お店の窓やドアは全てスモークガラスやフィルムで覆われていて、店内が見えないようになっています。

「未成年者の目に触れないようにしよう」という意図があるのだそうです。

でも "歩きタバコ" が禁止されていないので、外に出れば誰もがタバコを目にすることになるんですよね...

更に、店内が見えない仕様となった途端、タバコ屋さんを狙った強盗事件が続発。

私はお店を見た時に既にイヤな予感がしていたので、ああやっぱり...と思ったのですが

今では防犯が強化されたのか、そんな話もすっかり聞かなくなりました。

よかった、よかった〜

最後に、ハンガリーのタバコに関する情報をまとめておきます。

ご参考までに!

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「NEM DOHÁNYZÓ」は「禁煙」の意味

・ 公共の建物は、全面禁煙です。

(医療施設、公教育機関、職場、飲食店、ショッピングセンター、劇場、映画館など)

喫煙室がある場合を除き、屋内ではタバコを吸うことが出来ません。

・公共の乗り物の駅や停留所は、全面禁煙です。

気にせず喫煙されている方もよく見かけますが、違反者には罰金が科されます。

・オープンテラスでは基本的に喫煙できますが、店舗によっては禁煙の場合もあります。

お店の外の入り口付近では、喫煙可能です。

また、ハンガリーではタバコ購入時に「身分証明書」の提示が義務付けられています。

顔写真付きのものでなければ受け付けないお店もあるようですので、お気をつけください。

(5月お題"タバコ事情")

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