揚げ物大好きハンガリー!フライ料理の合言葉「ラーントット♪」
揚げ物については こちら の記事でも触れたことがありましたが、
ハンガリー人は大の揚げ物好き!
ハンガリーの揚げ物には、聞いただけで胃もたれしそうな
「皮がついている脂を、油で揚げたもの (Töpörtyű/Tepertő)」や
「レバーフライ (Rántott máj)」などヘビーな物もあるのですが、
今回はおいしい揚げ物をテーマにお届けしたいと思います。
ハンガリーで揚げ物と言うと、唐揚げや竜田揚げのようなものではなく
パン粉をつけて油で揚げたフライ料理が主流です。
そして日本のフライ料理と違う点といえば、パン粉!
ハンガリーのパン粉は、日本のものより細かく挽かれていてサラサラしています。
左は日本、右はハンガリー
ちなみにハンガリーで日本のパン粉は、Panko (パンコ) と呼ばれる高級品!
以前、お洒落なレストランのメニューに "○○フライ〜日本のパン粉で〜" と
わざわざ記載されていたこともありました。
日本のパン粉を使うとサクッと立体的に揚がって、見た目も食感もいいですものね!
また、ハンガリー語で「揚げた○○」というのを「Rántott (ラーントット) ○○」と言います。
例えばカツレツなら「Rántott hús (ラーントット フーシュ)」
チーズフライなら「Rántott sajt (ラーントット シャイト)」となります。
美味しい揚げ物を食べて、スキップしているような響きがありますよね♪
さて、ハンガリー人がどんなものを揚げるのかというと...
お肉からチーズ、キノコ類、野菜 (特にカリフラワー) まで、とにかく何でも揚げちゃいます!
この国で暮らしていると、揚げ物だけど野菜だからヘルシーよね!なんて
思えてきてしまうから大変です。
ちなみに私のお気に入りは「Rántott gomba (ラーントット ゴンバ)」
きのこ (特大マッシュルーム!) フライと、
「Rántott zeller (ラーントット ゼッレル) セロリの根フライ。
とっても美味しいので、おすすめです!
さて、先日とてもハンガリーらしい揚げ物を食べる機会があったのですが
これ何を揚げたものか分かりますか?
細長く切られた、この揚げ物の正体は...?
答えは、鯉 (コイ) !
「Pontyropogós (ポンチュロポゴーシュ)」鯉のカリカリ揚げです。
(普通の鯉フライの場合は、Rántott ponty (ラーントット ポンチュ) と言います)
海がないハンガリーで魚と言えば、鯉やなまずなどの淡水魚。
鯉には独特な臭みがあるため、食べ慣れていないと抵抗があるかもしれませんが、
しっかりと味付されカリカリに揚げられると臭みが押さえられるようで、美味しくいただけました。
ハンガリーでは季節を問わず、一年中揚げ物を味わうことができます。
日本のフライとの違いを比べてみるのも面白いですね。
そしてオーダーの際にはぜひ「ラーントット○○」と言ってみてくださいね!
(9月お題"から揚げ")
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