知って安心!ハンガリー『卵』の基礎知識
ハンガリーに滞在中、自炊をする方や
お料理をする機会がある方もいらっしゃるはず。
でも、食材の扱い方や安全性は国によって様々。
現地の人たちが何に気をつけて、どう扱っているのか
知りたいなと思ったことはありませんか?
そこで、今回は今月のお題のひとつでもある「卵」について
知っておくと便利な情報と、安心して食べるための方法を
ご紹介したいと思います。
まず、卵はハンガリー語で 「Tojás (トヤーシュ)」 と言います。
売っている場所は、スーパーマーケットや市場。
スーパーマーケットでは、日本と同じくパック入りで売られています。
市場では、基本バラ売りです。1個いくら、と値段が書かれています。
バラ売りの卵をパックに入れて欲しい場合は、少なくとも6個買うのがおすすめ。
(それ以下だと、ビニール袋に入れられてしまうことも...)
それでも少しだけ買いたいという方は、空のパックを持参するといいですよ!
ハンガリーの卵の色は、このような薄茶色。
日本のように真っ白な卵は、アジア食材店でしか見たことがありません。
また、殻に羽根やフンがついたままというのも大きな違い...
卵は使う前に、サッと水洗いをして汚れを落とします。
ゴシゴシ洗ってしまうと、逆に殻の細かな隙間から
サルモネラ菌が中に入ってしまうそうなので、あくまでも軽めに!
ちなみに、ハンガリーでは生卵を食べる習慣がありません。
では、卵を見てみましょう。
卵にはこのように、ひとつずつ赤いスタンプが押されています。
この卵には 「0HU124T07/4」 と書かれています。
実はこの暗号のようなコードには、卵の情報が隠されているのです!
この最初の3文字「0HU」に注目してみましょう。
パックを開けてみると、フタの裏によくこのような表が書かれています。
最初の数字(0〜3) は、卵のコード。
どのような飼育環境で育った鶏から生まれた卵なのかが分かります。
0: BIO卵
1: 放し飼いにされている鶏の卵
2: 地面または床の上で飼育されている鶏の卵 (屋内外)
3: ケージ内のみで飼育されている鶏の卵
卵を産む鶏のストレスや運動不足などを考えると、
質のよい卵の選び方というのが分かってきますね。
そして、数字の次にある「HU」というのは
「HUNGARY」の略、国コードです。
つまりこの卵は「ハンガリー産のBIO卵」ということになります。
とっても簡単に卵の質を見分けることができますので、
お店で選ぶ時には、ぜひチェックしてみてくださいね!
次回は「卵」つながりで、ハンガリーの卵料理をご紹介します。
(1月お題"卵料理")
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