ブエノスアイレス近郊の旅〜チーズとチョリソの街 Tandil〜
首都ブエノスアイレスから南へ350km、広大なパンパと小高い丘、
そしてアルゼンチンで最も美味しいと言われるチーズとチョリソが名物の街
タンディル(Tandil)への2泊3日の小旅行。
ここは、昨年の全米オープン(男子シングルス)で優勝した天才テニスプレイヤー、
ファン・マルティン(Juan Martín del Portro)の出身地であることでも知られています。
片道3時間半の運転になるので、出発前にガソリンスタンドへ寄り
愛車の点検をしてもらうことにしました。すると・・・
毎日のように私が乗り回している愛車。購入してもうすぐ2年。
夫は、私がちゃあんと整備したり点検していると思っていたみたいだけど、
4つの全てのタイヤが、理想の空気圧の半分以下であることが判明。
「時々、こうして空気を入れなくちゃダメだよ!」
と、夫にもスタンドの兄ちゃんにも怒られてしまいました。
18の時から運転しているから、ドライバー歴かれこれ15年。
・・・だけど、日本でもタイヤの空気圧なんて気にしたことなかったよーな。
洗車してもらう時なんかに、ガソリンスタンドのスタッフの人がチェックしてくれたよーな。
・・・よく分かんないから、まぁ、いっか。(←いや、よくないって)
思わぬところで時間を費やしてしまって、出発したのは朝10時過ぎ。
高速道路といくつかの国道を走り抜け、およそ3時間半でタンディルの街に到着。
その道中に立ち寄ったカフェテリアで、
「日本はオランダに、0-1で負けたよ。残念だったね」
と、親切なおじさんがサッカーワールドカップの試合結果を教えてくれました。
そうか!今日は日本の試合の日だったのか!
気を取り直して、タンディルの街を散策することにします。
ちょっと大きめの街には、必ずあるカテドラル(教会)。
このカテドラルの建つ広場が、この街の観光のスタート地点。
そして、広場を中心にレストランやカフェテリアが点在しています。
こうした街のつくりは、南米もヨーロッパもよく似ていますね。
以前ご紹介した、ブエノスアイレス近郊の田舎町
こぢんまりとした静かな街を想像していたのですが、
夏の間は避暑地としてたくさんの観光客が訪れるというだけあって
想像以上に大きく、そして賑やかな街です。
それでも、「やっぱり田舎っていいなあ」という気持ちにさせてくれるのは、
ちょっぴり恥ずかしそうにはにかんだ笑顔を見せる街の人々と
のんびりとゆっくり走る車、
そして、そんな車を気にせずに道を横断していく歩行者たち。
まるでダカールラリーのような状態のブエノスアイレスで運転していて、
知らぬ間にスピード狂になっている自分に気づきます。
それにしても、同じブエノスアイレス州内だというのに、
首都ブエノスアイレスと、あまりに気温が違う!
寒いのはニガテなのに、
わざわざさらに寒い場所に来てしまったことをちょっぴり後悔。
この日の最低気温は、マイナス1度でした。
でも、キレイな夕焼けを見て大満足。明日もいいお天気になりそう。
☆タンディルへの行き方
レンタカー/R215をMonteまで,R30に乗り替えLas Floresを通り過ぎる。
同じR30を走ってRauchiを通りTandilまで。コチラのサイトで地図を確認!
長距離バス/Río Paraná社が運行。所要時間およそ4時間半。
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