【モンセラート】老舗ミロンガで過ごす一夜*ideal
マドンナ主演の映画『エビータ』。
高校生の頃、当時甘い恋心を抱いていた男の子と観に行ったっけ。
隣に座る彼のことが気になって、内容なんてまったく覚えちゃいなかったけど、
そうか。あの映画って、アルゼンチンで撮影されたんだっけ。
夫のアルゼンチン赴任が決まって改めて観てみたら、
撮影場所として使用されているカフェやサロンの美しいこと。
特にエレガントな場所が、今回ご紹介するコンフィテリア
【ideal】
です。
ちなみに"コンフィテリア"とは、コーヒーやデザートだけでなく
ちょっとした食事(軽食)やビール、ワインも飲むことの出来る場所。
レストランとカフェテリアの間、ってとこです。
さて、老舗中の老舗である【ideal】は、
前述の『エビータ』の撮影場所としても使われました。
1階部分がコンフィテリア、そして2階部分がサロンになっています。
大理石の床と柱、そして豪華なシャンデリアの光に包まれた店内、
哀愁あるバンドネオンの響き、タンゴを踊る男女...
▲ブエノスアイレスの夜は更けて。
▲タンゴを踊って○十年、というおじちゃんと踊りました。
▲生バンド演奏や、プロのダンサーによる踊りもあります。
"タンゴ通"や"アルゼンチン通"を名乗る人たちの中には、
客の多くが外国人観光客であるここ【ideal】を小馬鹿にする人もいますが、
かつては、地元のハイセンスな人々で賑わっていたミロンガ。
ショーのある夜は、たしかに観光客が多いものの、
平日の昼間〜夕方にかけては、
地元のおじいちゃんやおばあちゃんの姿が多いのです。
近年、チープでカジュアルなミロンガ(タンゴを踊るサロンのこと)が増え、
タンゴから離れていた若者がミロンガに戻ってきたことは、喜ばしいことです。
でも、ここ【ideal】のように、古き良きアルゼンチンの雰囲気を残すミロンガで
しっとりとした一夜を過ごすのも、なかなかおつなもの。
ここを知らなきゃ、アルゼンチンを知ったことにならない。
ここを知らなきゃ、タンゴを知ったことにならない。
とも言われる老舗ミロンガで、大人の夜を過ごしてみませんか?
住所* Suipacha 380 電話*4328-7750
行き方* 地下鉄B,D,C線の駅が近くにあり。
毎日タンゴクラスあり。時間はコチラでチェックしてね♪
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