アルゼンチン国内を長距離バスで旅するなら

公開日 : 2010年11月02日
最終更新 :
筆者 : bonita

これから夏を迎えるアルゼンチンに、観光シーズン到来です!

広大な国土、変化に富んだ地形を持つこの国は、

それぞれの州が、全く違う文化的特色を持っています。

そのため、どこか外国に来たかのような、

そんな感覚で国内旅行を楽しむことが出来ます。

国内の移動には、長距離バスを使う旅行客も多いです。

たくさんのバス会社が競合しているブエノスアイレスでは、

座席のタイプ、食事などのサービスなど

バス会社が乗客獲得のために、様々なプランを用意しています。

レティーロ駅近くにある長距離バスのターミナルには

バス会社のオフィスがズラリと並んでいるので、乗車券はここで購入します。

(会社によっては、ネットでの予約&購入も可能)

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▲長距離バスターミナル(レティーロ駅近く)/poto por lifeinemilyworld

多くの場合、バスの中にトイレが設置されており、

セミカマ(semi cama)と呼ばれる

ほぼ180度にリクライニングするタイプの座席や、

その下のランクのカマ(cama)と呼ばれるタイプの座席があります。

長距離を走るバスは、その途中で休憩所に寄ることがありますが、

ここで気をつけなければならないのは、停車時間が結構短いこと。

日本の高速バスの感覚でバスを降りて、外でちょっとブラブラしている間に、

乗ってきたバスが荷物を載せたまま走り去ってしまっていた...

という経験をされた日本人旅行客もいますので、注意が必要です。

トイレが車内にある場合、下車する必要はないと思うので、

出来るだけバスの車内に留まるようにしましょう。

もし、どうしても下車して休憩したい場合は、

運転手に出発の時刻を確認するのを忘れずに。

荷物の管理にも気を配りましょう。

目的地にダイレクトに行くバスもありますが、

多くの場合、途中いくつかのポイントで停まり

乗客を降ろしたり乗せたりします。

その時、自分の荷物が紛失しないよう、

荷物の上げ下ろしを窓から確認するのも大切です。

 *バス会社検索はこのサイトが便利!目的地を入力するだけで、

  会社名とプラン、その金額が表示されます。

 【OmniLineas】 http://www.omnilineas.com.ar/

ところで、ブエノスアイレス市内を発着しているバスが集まる

レティーロ駅近くのバスターミナル周辺では、

スリやひったくり、強盗の被害が少なくありません。

ここは交通の要所であることから、観光客を狙った被害が多発しています。

バスターミナルに到着し、ホテルなど滞在先に移動する際には、

荷物の管理に特に気をつけて下さい。

ここからタクシーに乗る、という場合にも、

観光客であることが運転手にバレバレな場合

不正なメーターで料金を請求されたり、遠回りをされたりすることもあります。

そのため、下記の対策を取られることをおすすめします。

*地方からブエノスアイレスに到着する時刻が、夜間にならないよう配慮する。

*荷物がそう多くはない場合、宿泊先への移動は出来るだけコレクティーボで。

*コレクティーボに乗る場合も、バス停で待っている間の警戒は怠らない。

*到着が夜間になる時、荷物が多くタクシーで移動する時などは無線タクシーを呼ぶ。

 (ながしのタクシーを使わない)

さらに、このターミナルのあるレティーロ駅周辺には、

ビジャ31と呼ばれる貧民街があります。

ターミナルを出てコレクティーボのバス停に向かっていたはずが、

方向を誤って貧民街の方へ歩いてしまった...ということにならないように

十分に気をつけて下さい。

ターミナルを出て、左手が貧民街、右手がバス停のあるセントロ方向です。

大きな時計台がある方向にバス停があります。

貧民街と時計台の写真は、過去記事を参考にして下さい。

☆過去記事

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