タクシーに遠回りをさせないコツと偽札の見分け方
コレクティーボ(バス)が市内すみずみまで走り、
スブテ(Subte)と呼ばれる地下鉄や、列車(tren)も整備されているブエノスアイレス。
市内の観光なら、これら公共交通機関を利用する人が多いでしょう。
でも、荷物の多い時など、タクシーを利用する場面もあるかと思います。
過去記事「ブエノスアイレスでタクシーに乗る際の注意点」でも触れましたが
土地勘のない外国人の乗客だと、故意に遠回りをする悪質なドライバーがいるので
注意が必要です。
対策としては、乗ったときにまずこちらから経路を指定する、
あるいは、地図を見ながら"おかしいな"と思ったら、その時点で直ちに抗議することです。
とはいえ、スペイン語が全く話せないから...と躊躇される方もいるかもしれません。
そんな時に便利なのが、コチラのサイト。
起点と終点を入力すると、およその所要時間と経路、料金などが地図とともに表示されます。
事前にこのサイトで行き先までの料金を調べておけば、
乗車し行き先を告げた後、例えば
「○○まで20ペソくらいよね?
Más o menos 10pesos asta ○○, no? (マソメノス ディエスペソス アスタ○○」
とでも言えば、遠回りされない、させない雰囲気を放つことが出来るはず。
このサイトは、公共交通機関を利用する際の乗り継ぎ経路や金額も表示されるので便利です。
さて。問題は、タクシーに乗車し、高額紙幣(50ペソや100ペソ)で支払う場合。
おつりを、偽札で返す超悪質ドライバーがいるのです。
対策としては、乗る前に20ペソ以下の紙幣を用意することですが、
どうしても事前に両替できないってことも時々あります。
高額紙幣で支払ったら、降車する前に偽札ではないかどうか確認してください。
特に夜間は見えにくいので、偽札を掴まされる確立が高くなります。
運転手に頼んで車内灯を点けてもらい、1枚1枚確認して下さい。
(そんなことをしたら失礼かも、なんて思う必要はありません。
お札チェックは、ブエノスアイレスでは日常的に行われているからです)
でも、偽札かどうかってどうやって見分けるのでしょう?
コチラの警察サイトに、その見分け方が掲載されていますので、
10ペソ紙幣で、ポイントを押させてみましょう。
☆金額表示(表面)
本物は特殊インクを使用しており、正面から見ると緑色、斜めから見ると青色になる。
偽物はその色が変化しない。
☆透かし
偽物は紙の表目に、白色のインクで透かしと同じ絵が描かれており、暗い場所では識別が困難。
しかし、透かしてみると明らかな不自然さがある。
☆隠し線
左側三分の一の位置に、縦1mm幅の線が埋め込まれており、透かしてみると
「BCRA$10(10ペソ紙幣の場合)」の文字がくっきりと見える。
偽物は、線の陰が紙の表面に印刷されているだけで、透かしても文字は見えない。
なお、5ペソ以下の札にはこの隠し線がない。
その他の紙幣については、下記の写真を参考にして下さい。
偽札は、タクシーのみで出回っているのではなく、
スーパーやレストランなどでも手渡されるとがあります。(故意であるとは限らない)
そのため、どんな場所でもお釣りを受け取る際には必ず、偽札ではないか確認しましょう。
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