アルゼンチンの地下鉄(1)歴史と丸の内線
アルゼンチンのブエノスアイレスの地下鉄で、日本からの中古車両が元気に走っています。
まずご紹介したのは旧営団地下鉄(現東京メトロ)の丸ノ内線の赤い車両が、B線という町のシンボルの白い塔であるオベリスコのあるコリエ
ンテス大通りの下です。
順番に言うと、アルゼンチンの地下鉄の歴史は1913年から始まり、来年2013年はちょうど100年になります。 。
その時期は日本では大正時代初めに当たり、そのため、東京の地下鉄(銀座線)が初めて建設される際、ニューヨークやロンドンを視察しただけではなくブエノスアイレスも目的地の一つに入っていたと言われています。
それが、現在も 1913年当時のA線の木製車両が走っています。
中は全て木製で、電球のライトです。また ドアも手動で開けます。
これに比べて
「新しい車両」である日本の車両が導入されているのがB線です。
実際には東京では1994年営団地下鉄線の車両リニューアルで廃車の憂き目にあいそうなところを商社経由でアルゼンチンに譲渡されました。
アルゼンチンでの鉄道車両は一般に四人がけのボックス席タイプです。
そのため、日本式は人がたくさん乗れる対面席になっています。そのため、正面に人がいて「恥ずかしい」と言われたり、現在はほとんどなくなりましたが、ところどころに日本語の表示が残っていました。それで冗談で「B線に乗るには日本語を覚えないといけない」と言われたものでした。
最近では「乗務員室」以外はほとんど日本語表示は消えてしまいました。
実はまだ 日本の車両があります。それはC線です。続きは次回!
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筆者
アルゼンチン特派員
相川知子
1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。
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