バンクーバー五輪 ー カルガリーでは?

公開日 : 2010年02月20日
最終更新 :

バンクーバー五輪開催、カルガリーでもけっこう盛り上がっています。公式なイベントとしては、聖火リレーの後は開幕式の次の日にアウトドアコンサートがあったくらいですが(寒くて行かなかったけど...)、みんななんだかウキウキしている感じ。バンクーバーまで観戦に行った人(飛行機で1時間強、でも航空券の値段は普段の3倍!)、公式グッズの手袋やパーカーを着て仕事に来る人、スポーツバーで観戦する人、自家のお茶の間でテレビ観戦する人(ハイ、私です)...。

そんな皆が一番盛り上がったのは、なんといっても男子モーグルアレキサンドル・ビロドー選手がカナダに自国で初の金メダルをもたらした瞬間。スピードはもちろん華麗なジャンプで観客を沸き上がらせました。カナダでの冬季オリンピック開催は1976年のモントリオール、1988年のカルガリーとこれで3回目ですが、なぜか自国で開催された年は金メダル取得なし。今回のバンクーバー五輪では金を取って、カナダの国歌を自国のポディウムに響かせる!というのがカナダの悲願でした。

それを叶えたアレキサンドル・ビロドー選手には障害者のお兄さんがいます。金を勝ち取った直後のインタビューに、ビルドー選手は「今日の自分があるのは兄がいつもインスピレーションをくれたから」と潤んだ瞳で答えていました。他のインタビューでは、障害と共に生きながらもいつも満面の笑顔を忘れないお兄さんの前では、小さなことで愚痴ってしまう自分が小さく思えると語っていた彼。会場では弟の優勝に最前列で熱狂するお兄さんの姿や、兄弟で抱き合って喜ぶ様子が写され、深い兄弟愛に感涙を流す人も多かったのではないかと思います。

カナダ、自国での初金メダルにふさわしい人物!と評されるビロドー選手。そんな彼に今カナダ中が夢中です。

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