メキシコの出産事情
HOLA! こんにちは！
先日、義理妹が無事出産しました。
★バレンティナちゃん★
ちょっと写真を拝借。
ということで、今回はメキシコの出産事情をご紹介。
まず妊娠したら、真っ先にどこの病院で出産しようか？？
と考えるところでしょうか。
メキシコは世界でもトップの階級社会の国。
経済状況によって出産の費用も変わってくるところですが、
基本、メキシコ人にはIMSS（Instituto Mexicano del Seguro Social）
または公務員になると ISSSTE（Instituto de Seguridad y Servicios Sociales de los Trabajadores del Estado）
という、公立病院で国民が無料で医療を受けられる制度があり、その場合は全て無料です。
ですが、少し余裕のある家庭になると個人経営のプライベートクリニック、または
私立の総合病院を選び、診察や入院費用も含めて実費となります。
～～～ 参考に ～～～
PARTO FISIOLOGICO（自然分娩の場合）
17.870PESOS
含まれるもの
Habitacion Estandard 1noche (スタンダードの部屋1泊）
Habitacion Cunero1noche(新生児室の利用）
Sala de Explusion(分娩室）
Sala de recuperacion（休憩室）
Material y medicamentos de consumo hospitalario（出産時にかかる器具と薬品）
Laboratorios de Recien nadido grupo sanguinio（赤ちゃんの血液検査）
Alimentos de la paciente y recien nacido（お母さんと赤ちゃんの食事）
PARTO CESARIA（帝王切開の場合）
24.245PESOS
含まれるものは自然分娩と大体同じ。
違いは、
Habitacion Estandard 2noche (スタンダードの部屋2泊）
Habitacion Cunero 2noche(新生児室の利用2日間）
Sala de quirofano(手術室）
といった感じになります。
プラスこの他に、Honorarios Medicosといって、ドクター達へのお給料が
別途加算されます。
ドクター達というのは、出産の際にかかわる産婦人科・麻酔科・小児科で
おおよそ20,000pesos。
ドクター達はそれぞれ診療所を設けていて、
医療技術の整った病院へきていただく、という形になりますので、
病院への支払いと、ドクターへの支払うお金が別ということです。
そして、メキシコでは順調に妊娠期間を過ごしても、帝王切開での出産率が高いのです。
実際、義理妹も二人共帝王切開です。
帝王切開のほうがお医者様の予定が立てやすく、受け取るお金が高いのが理由で、
何より赤ちゃんにはその方が安全だからと考えるママ達もいます。
または、出産の痛みに耐えられない女性が多いから？と言うことも耳にしました。
私の場合ですが、一人目は小さなクリニックで自然分娩。
ハッキリ覚えていないのですが、12000ぺそ程度で1日の入院。
二人目も同じ先生に取り上げてもらおうと8ヶ月まで通ったところで、
先生から、"ごめん、その頃はバケーションでボクいないから、
別の先生を紹介する" と言われ、さてどうしよう・・・・・
知らない先生に取り上げてもらうだけで数十万。。。だったら公立の病院でもいいんじゃないか？という結論がでて(我が家の経済事情もありましたけど)
次男は無料の公立病院で出産となり、同じく自然分娩。
病院に居ても、何もしてくれないので、生んで6時間後に病院を後にしました。。。。
正直きつかった～。でも
どちらも経験できて良かったのかなと思います。
さてさて、義理妹の場合。
このような立派な総合病院での出産です。
病院の中。
お部屋は個室です。
お部屋の中はこんな感じ。
清潔ですし、ちょっとしたホテルのようです。
赤ちゃんが生まれると、ドアには赤ちゃんの紹介が★
お隣の赤ちゃんは男の子でした。
新生児室。
こちらでは赤ちゃんが生まれたらすぐにママと一緒にお部屋で過ごします。
新生児室はシャワーをしたり、診察の為だけに使われるのですが、
この時は一人も赤ちゃんがいなくて真っ暗でした。
夕食時にお邪魔をしてしまったのですが、こちらが病院食。
ミネラルウォーター、レモンジュース、ヨーグルト、ゼリー、カットフルーツ、クロワッサンのサンドウィッチです。
食べたいものをどうぞ...といった感じでしょうか。
習慣 : メキシコでは女の赤ちゃんにピアスをつけます。ちらっと左耳に、、、見えますか？？
習慣 : 女の子が生まれたらチョコレート、男の子が生まれたら葉巻を
お見舞いに来てくださった方にプレゼントします。
習慣 : ぐるぐる巻きおくるみ
産まれてすぐの赤ちゃんはタオル等でぐるぐる巻きに。
手足が動かせないと思いますが、、こちらではこれが普通。
赤ちゃんがママお腹にいた時の感覚（窮屈な感じ）が安心感を与えるそう。
カンクンは暑いのですが、病院の中は異常に冷房が効いているので、
毛布でぐるぐるです。
出産1日目の義理妹。
無事出産を終え、赤ちゃんも元気なので、ほっとした優しい表情です。
誕生してから数日経ちましたが、
小っちゃいね！ 軽いね！ と嬉しそうに抱っこ。
あなた達もそうだったんだよーと私も当時を思い出しながら、
抱っこさせてもらいました。
ラテンの国では家族、親せきがとても仲良いので、
兄弟＆姉妹のようにこれからもずっと仲良く助け合ってくれたらと願います。
赤ちゃんには本当に癒されます。
生まれてきてくれてありがとう！！
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