11月13日後のカンヌの街の様子

公開日 : 2015年11月22日
最終更新 :

11月13日にパリで起こった無差別テロ事件を受け、コートダジュールでもセキュリティ強化や捜査が進められています。

ニース空港で不審物が見つかり一時混乱が起きたり、数年前にイスラム国の関係者が見つかったり、とあるモスクや飲食店が閉鎖されたり、というような内容が現地新聞では見られます。

そんな中で、カンヌでは11月18日~20日までMapicという国際不動産見本市が開催され、世界中の不動産業界の方々が集まってインターナショナルな雰囲気になっていました。

mapic.jpg

13日夜のパリで起こった事件を受けて今回の参加をキャンセルする人々もいるなか、それでも各ホテルでは、スーツやドレスで正装した人々でカクテルパーティーが開かれていたり、街中のカフェは世界中から集まるビジネスマンでいっぱいになっていました。

しかし、それは2日間だけ。秋と冬のカンヌは旅行者が少なく、イベント事がないときはガラッと寂しくなります。

カンヌ市民の様子はというと、お店などでフランス国旗が掲げられていますが、いつも通り散歩したり、ジョギングをしている人、海沿いの大通りでいすを並べてチェスをしているおじさんたちなど、、、という日常生活の風景はあまり変わらない気がします。その反面、何か警察のサイレンや人だかりがあると、とてもセンシティブになってしまう反応も見られます。

今後、カンヌ市では対策として学校などでのセキュリティ強化のため市民ボランティアの募集をかけ、100人のカンヌ市民が集まったそうです。ニース空港や、イタリアとフランスの国境沿いでもセキュリティが強化されているとのこと。

しかしご旅行をお考えの方は、情勢が不安定な中で、何かあったときに交通機関の情報やニュースなど殆どがフランス語での案内だったり、周りの人も英語が通じる可能性が少ないため、フランス語が理解できないと、状況把握や対処が難しいと思います。そのうえ、冬で17時には日が落ちて暗くなり人気が少なくなります。

そのような点を踏まえ、不安が募りやすいこの時期でなく、個人的には延期をお勧めします。

また、ご旅行予定の方はコートダジュールも管轄されている在マルセイユ日本国領事館のホームページを是非ご確認ください。

http://www.marseille.fr.emb-japan.go.jp/

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