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モロッコ/カサブランカ特派員ブログ カサ

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2015年7月23日

カサブランカの治安について


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カサブランカの治安について

ラマダーンも終わり、本格的にバケーション・シーズンの到来です。
この夏、モロッコを旅行される方も多いと思いますので、私がいつも気を付けていることTOP5を発表したいと思います。

 

第1位 交通事故
モロッコには主要な都市間の電車、ラバト・カサブランカでは3年程前からトラムウェイ(路面電車)が走っていますが、鉄道はまだまだ限られた一部の地域にしか通っていません(もうすぐカサブランカータンジェ間にTGBが開通します!)。

 

モロッコは基本的には車社会で、交通手段は車、バイク、タクシーまたはバスです。
そして、モロッコの交通・運転マナーは最悪です。
異常な狭さの車間距離(前後左右)。
ウインカーも出さずに車線変更しまくり。
クラクション鳴らしまくり。
後ろからライトをピカピカさせての煽り。
スピード狂。
異常なほどゆっくり走る車(大体携帯電話を使いながら運転しているか、ロバ・馬車が前にいる)。
どこもかしこも路上駐車。
隙あらば車もバイクも馬車も動物も歩行者もバシバシ通ってくる。
そして、何よりもタクシーとバスの運転手たちが一番の危険運転者です。
毎日至る所で交通事故や怒鳴り合いを目撃します。

 

私は車を運転する時、余裕をもって『譲る』ことを心掛けています。そして、タクシーは急に止まったり、車線変更してくるので、タクシーとは距離を置くようにしています。
歩く時は、左右をよく確認して(日本と逆車線なので左→右の順で確認)、警察がいる交差点や他の歩行者と一緒に横断するようにしています。
基本的にタクシーとバスには乗らないのですが、タクシーに乗る場合はメーターを点けてくれないタクシーには乗らないようにしています。また、モロッコのタクシーは相乗りなので、なるべく女性が乗っているタクシーを選ぶようにしています。
それから、私はモロッコでバスには乗ったことはありません。現地のモロッコの人々の間でも、バスは乗らない人が多いです。旅行者の場合はバスに乗ることもあると思いますが、安全はお金で買えるので、なるべく安いものに乗ろうとせず、車のメンテナンス等をしっかりしている会社のものを選ぶ必要があると思います。

 

 

第2位 スリ、ひったくり
私は一度も遭ったことがないのですが、外国人や旅行者だけでなく、現地のモロッコの方々も被害に遭っています。
人通りの少ない小さな道、大通りであっても歩行者が少ない道で、刃物を持って脅される。
車の運転中に信号などで止まっている時に、ドアを開けられたり、空いている窓からひったくられる。
携帯電話で話していた時に被害に遭ったというのがよく聞く話で、注意散漫になっているし、携帯電話(特にスマートフォン)は高価ですので、外で話しているのは犯人に持っていることを見せていることと同じです。
私は携帯電話はあまり使わないようにしていますし、泥棒も興味のないような三昔前ぐらいの古いものを使っています。また、外出する時は基本的には小さなお財布だけ前ポケットに入れて、鞄はあまり持ち歩きません。

 

特にスークはいつでも人でごった返しているので、スリや置き引きに注意が必要です。

 


第3位 詐欺・ぼったくり
モロッコ旅行の醍醐味でもあるスークでのお買い物。私も未だにそうなのですが、旅行者は現地人からするととんでもない価格で買わされていたりします。商売なので、これを詐欺と呼んで良いのかは分かりませんが、良心のある人は「ツーリストにそんな値段を吹っかけるなんて泥棒だ!」などと憤慨してくれているので、やはり適正な価格で買うことが望ましいのだと思います。
できるだけ沢山のお店で見て、値段を聞いて、値段だけでなくデザインやこだわり、店主の人柄なども含めて気に入ったお店で買うのが良いかと思います。
私はそれにプラスして、知っているモロッコ語(フランス語英語は使わない)を駆使し、お店の人と色んなおしゃべりをしてから、値段を聞くようにしています。そこまでして自分が思っていた価格より高過ぎたら、買いません。というか、買えません。その商品にいくらまでなら出せるかという、軸が必要なのだと思います。「高いので結構です。」と断ると、あっさり値段を下げてくれるお店もありますが、アジア人だと見てぼったくろうとしていたことが私は気に入らないので、初めから吹っかけてこないお店で買うことにしています。

 

マラケシュやフェズなど観光地のお土産物屋さんでは特に注意が必要です。

 

また詐欺の手口では、電車の中などで隣り合わせた人とおしゃべり等して仲良くなったと思って信頼し、貴重品に注意するよう、一つの袋にまとめて入れるよう指示されて、その人の目の前で指示通りにし、全部盗まれたというケースは在モロッコ日本大使館が出してくれている邦人犯罪被害事例でよく目にします。
外国で心細い中親切にされると信頼したい気持ちも分からないではないですが、親しき中にも礼儀あり。仲良くしたいなら、何かあって相手を疑ったり、友情を失ったりしない為にも、自分の所有物や貴重品の管理はきっちりしないといけないと思います。

 

 

第4位 痴漢・レイプ
邦人や外国人のレイプの被害は私は聞いたことがないのですが、近所の女の子が襲われたらしい、ということは聞いたことがあります。
人気がない道路でタクシーをつかまえようと立っていたところを襲われたと聞きました。
また、バスの中では痴漢が多いとも聞きます。
旅行体験記・ブログなどでバスに乗って旅行したと書いているのを見かけますが、私は女性は一人でバスは乗らないほうが良いと思います。

 

第5位 酔っ払い
お酒は飲まないはずなのですが、酔っ払いは結構居ます。
特に、カサブランカの中心地アイン・ディアブ、コーニッシュ、マアリフなどの地域には夜お酒が飲めるところが沢山あり、そういう場所には娼婦も多いらしいので、絡まれたりしたら大変です。
基本的にお酒は飲めない文化の人々ですから、お酒の飲み方を知らないように思います。
悪酔いしている人が結構いますから、絶対絡まれないように注意しないといけないです。

 

 

 

交通事故など防ぎようがないこともあるかもしれませんが、逆に言えばほとんどのことは場所や時間をちゃんと見極めて、注意していれば防ぐことができると思います。
自分の身は自分で守って、最後まで楽しい旅行にしてくださいね。

 

また、イスラム圏の治安というとテロが気になる人も多いと思いますが、今や世界中どこでも起こるかわからないものだと思います。実際、テロ組織を解体したというニュースや、シリアに戦闘員として行ったモロッコ人が帰ってきてテロをする可能性があるという話は耳にしますが、特別危険だとか、特別安全だとかはないと私は思っています。
テロについて私が気を付けていることと言えば、人が沢山集まる場所、時間、イベントには行かない、外国人が多く集まるところには行かないことです。逆に言えば、それぐらいしか気を付けていないとも言えます。だから、昨今のテロやISISが原因でモロッコへの観光旅行者が減っているというのは残念なことだと思っています。私にとっては、とても暮らしやすくて、大好きな国なので、日本からももっと沢山の人に訪れて欲しいと思っています。

 

最後に、犯罪対策ばかり書きましたが、モロッコには本当に親切な人も沢山います。挨拶「アッサラームアライコム!」をまず初めに誰と会った時でも言うようにしていると、そういう親切な人を多く味方につけて、良い旅行ができる手助けをしてくれると思います。お別れのときの「ビスラッマー!」も是非言ってみてください。では、ボン・ボヤージュ!

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カテゴリー 旅行・ツアー・ホテル 生活・習慣・マナー
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