セブ、海外での出産するということ

公開日 : 2014年08月13日
最終更新 :

随分遡りますが、2013年11月18日に、第一子となる男の子をセブで出産しました。

こちらで英語学校を運営しているということもありましたし、世界一周旅行を経験したことで、海外で出産することに全く抵抗はありませんでした。

こちらで出産する場合、クリニックに月1回ほど検診に行き、超音波や血液検査は総合病院で、そして出産当日は、クリニックの先生が出入りする病院の施設で行うのが一般的です。

日本人がセブで出産する場合には、おそらく「チョンワ」「セブドクターズ」のどちらかの総合病院を選ぶことになるのではないかと思います。

出産当日まで、というか出産終了後まで何の心配もなく、スポーツをやっていたせいか、3試合分の体力くらいだったかなぁなんて余裕でした。しかし、問題はその後でした。

個室に赤ちゃんを引き取った後、ちいさいなぁ♪かわいいなぁ♪と眺めながらミルクをあげたり寝かしつけていましたが、夜中からひどく泣き始めました。様子がおかしいのでナースコールをしても、「よくあることだから自分で何とかするように」とだけ。何度かお願いしても同じ返答ばかり。3時間おきにミルクを飲まなければならないのに、4時間5時間と経過していきます。そして結局ドクターが検診に来た時には既に低血糖状態。そこから慌てて検査が始まりました。

そして出た結果はMRSA。主に院内感染によって発生します。

MRSAの院内感染自体は日本でも発生することです。ただ、その前の対応から病院への信頼をなくしていた私にとって、ここから退院するまでの2週間は本当に本当につらいものでした。

幸い義理の両親がずっと付いていてくれたこと、スカイプなので知人の看護師さんとやりとりができて、「大丈夫」といってももらえたこと、そして主人や、友人が温かく支えてくれたのでのりきることができましたが、今この記事を書いている間もその時の恐怖がよみがえります。

セブや他の海外で出産することについてどうか?と聞かれることがあります。

何もない、通常の出産であれば本当に問題ないと思うのですが、万が一、私のように何かあった場合には、相当な負担、心労がかかります。その点まで考え抜いたうえで決断されることをおススメします。

重い話になってしまいすいません。

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