ぼったくり3輪タクシーに注意。付いて行ってはいけない誘いのキーワード10↓G,Wを前に今一度注意喚起!

公開日 : 2016年04月25日
最終更新 :

ゴールデンウィーク、多くの皆さんがスリランカに来られると思いますが、今一度注意喚起!

特にコロンボでの事例をお話しますが、これは先日コロンボでお会いした

ご旅行中のある日本人男性が受けた被害をご本人から、直接聞いたものです。

・ホテルから出て道を歩いていると、「今日は近くのお寺で特別なイベントがあるから行きませんか?」

「コロンボ案内してあげましょう」などと話しかけ、たまたま通りかかった三輪タクシーに話しかけたスリランカ人と一緒に乗った。

(このスリランカ人を仮にAとします)

目的のお寺に到着したが、特別なことはやっている感じではなく、とりあえず記念撮影などする

その後Aは、「行きたいところがあれば連れて行ってあげる」などとフレンドリーに話しかけ

実際、この日本人男性の行きたかった所にも案内したそうです。

この時点で、ある程度打ち解けてAと三輪タクシーの運転手(仮にBとします)と三人でランチをします。

ランチのときにもフレンドリーに話しかけ、ビールなども飲んで、

結局ここの支払い約3000ルピー(日本円で2400円程度)は

日本人の彼がすべて支払ったそうです。

その後もコロンボ市内を案内して回り、まだ面白いところがあると連れて回ろうとしましたが

夕方が近づき、予定のあった彼は、ホテルに戻りたいと言いました。

しぶしぶな感じで、ホテルに戻ると、運転手Bは支払いの段階で「7000ルピー」と言ったそうです。

それは高いと感じた彼は、支払いを拒否しましたが。「5時間も拘束されたのでこれぐらいが妥当だ」と譲りません。

そんなに払えないと再度拒否しましたが、「ならポリスに行こう」と急発進して、警察に行くそぶりを見せました。

ここであのAが登場し、両者の間に入る感じで、運転手のBをなだめて

「トラブルになるのはいやだから、俺が2000ルピー出すから、あなた5000ルピー払ってください」

時間もなかったので、彼はここで5000ルピーを支払ったそうです。

後日この話を聞きましたが、彼は「Aはとてもいいやつだったのに、ひどいタクシーに乗ってしまった。」

といいました。

ちょっと待ってください・・・・

これは完全な芝居ですよ、古典的な・・・いい人と悪い人を演じているのですよ

たまたま通りかかった三輪タクシー、ここからすでに芝居が始まっています。

あとで5000ルピーを二人で山分けしているのでしょう。

5000ルピーといえば、日本円で約4000円ぐらいですので、たいした金額ではないかもしれません。

ですがスリランカでは、1日働いてもやっと1000ルピー稼げるかどうか?

それをたった5時間で、2500ルピー稼げてしまう・・・

しかも昼からビールまで飲んで、いい人を演じて!?

決して、10万とか無茶な金額は、言ってきません。

彼らも本当のトラブルにはしたくありません。

それぐらいならまあ面倒だから払ってしまおう!

というぐらいの金額を言ってきます。

この対処方法は、話かけてきた人を信じない、そして車などに絶対に乗らない

それしかありません。

タクシーに乗る前に必ず料金交渉をしてください。

そして話しかけてくるドライバーのタクシーに乗らないこと

ホテル前や観光地前に駐車しているタクシーにも乗らないこと

また今回の事例のように

ドライバーだけでなく、普通の人を演じてグルになっているケースもあります。

彼らにとって、外国人観光客はカモなのです。

絶対に、話かけてくるドライバーを信じないでください。

特にホテル付近にたむろするタクシーには注意が必要です。

昔は街中の5スターホテル前などにしかいなかったのですが

最近、コロンボでは海沿いにホテルがたくさん出来ているので

海沿いにも悪いやつらが増えました。

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「仏陀の髪の毛があるお寺が近くにある」

と興味を引くような嘘を言ってきます。(そんなお寺はありません)

☆要注意キーワード 付いて行ってはいけない誘いのキーワード10

「エキシビジョン・イベント・スペシャル・テンプル(お寺)・エレファント(象)・ジェム、ジュエリー(宝石)・フェスティバル(祭り)・サイトシーイング(観光)・シティーツアー(市内案内)」

これらのキーワードが出てきたら、絶対に乗ってはいけません。

ぼったくりはなくても、必要のないところを連れまわされたり、知らないところへ連れて行かれたり

まず、よろしくない三輪タクシーです。

その他の事例として

・空港でのタクシー手配などに戸惑っていたら

「私は今スリランカに戻りました、これからコロンボの家に戻るので車で送りますよ」

などと英語や日本語で話しかけてきます。

このあと途中で、「休憩しましょう(トイレ行きましょう)「お茶(食事)でもしましょう」

と親しく話しかけ、警戒心のとれたころ、レストランなどで「荷物は見ててあげます」

などといってトイレに行った隙にカメラや財布を持って逃げる。

といった事例もあったようです。

このような善意の申し出でも、常に警戒しなければなりません。

基本的には話しかけてくる人に付いていってはいけません。

またトイレなどへも貴重品は持っていきましょう。

・コロンボ市内などで、英語で「私はインド人です。モルディブ人です」

などと話しかけ、旅行者を装います。

「一緒に駅まで行きましょう」などと声を掛け親しくなります。

その後「レートのいい両替所を教える」といって、預かったお金を持ち逃げしたという例も報告されています。

基本的には、話しかけてくる人には付いていかない、信用しない ということになるかと思います。

もちろんそんなに悪い人ばかりでもないのですが、この出会いの一瞬での判断はかなり難しいので

付いていかないことをお薦めしておきます。

このような事例があることを頭に入れて行動していただければ幸いです。

せっかくのご旅行が、嫌な思い出になりませんよう、お祈り致します。

ではお気をつけて、スリランカを楽しまれてください。良い旅を!

筆者

スリランカ特派員

スリランカ案内人 うっちゃん

魅力溢れる光り輝くスリランカを日本の皆さんに知っていただきたい! その想い一つで20年間スリランカ啓発活動をしてまいりました。

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