既に冬?冬鬱にはご注意を!

公開日 : 2009年10月12日
最終更新 :
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ここコペンハーゲンも、サマータイムの終わりが近づく(2009年10月25日(日)1:00 am /ユニヴァーサルタイム)につれて日に日に日照時間が減り、夕方にもなると毎日お日様を見る時間が短くなってきたな〜と実感します。

11月にもなると雪が降ることも珍しくなく、去年は記録的に積もる日もありました。

「北欧」というとみな「冬は寒いんでしょう?」と口を揃えて言いますが、実際には毎日毎日雪が降り積もることは、意外かもしれませんがそんなにありません。

緯度の割には降雪量が少ないので、真冬でもマイナス数℃になるのに雪はあまり降らないために湿気が少なく、体感温度は実際のそれよりも低いような気がします。

シベリア出身の友人が「コペンハーゲンは寒過ぎる!」と言っていたのも冗談ではないようで…

寒さだけならまだしも、日が短くなるのは想像以上に滅入るものです。

日本ではあまり気にもしなかった日照時間、真冬のコペンハーゲンでは朝は8時ぐらいまで薄暗く、お昼の3時過ぎになればどんどん暗くなってくると言えば想像できますでしょうか?

まだ暗い中家を出て、お昼ご飯を食べてゆっくりしていたらあっという間に真っ暗になってしまうんです。気がついたら今日一日お日様に当たっていなかった、という日も珍しくないことも。

お日様に当たるというのは本当にすごく大事で、ビタミンD生成などもそうですが、精神的にもかなり重要な意味があります。

スウェーデンやフィンランドなど、デンマークよりももっと北の国では自殺率が高くなるというデータもあるように、北へ行けば日照時間が短くなって一日日が昇らない箇所もある程。

人間太陽の光を見なければ元気が無くなってしまうのです。

自殺というと物騒ですが、実際にデンマークへ来て、冬の間に気分が落ち込んでしまう「冬鬱」というものが実際にあります。

暗くて寒い冬、どうしても家に閉じこもりがちになってしまい気持ちもネガティヴに…とうとう精神的に支障を来してしまうという訳です。

これは日本人デンマーク人関係なく全ての人がかかり得ますが、やはり今まで「暗い冬」というものに慣れていない日本人はかかりやすいのだそうです。

特に移住後、忙しい一年目を乗り越えて少し余裕が出てきた2年目の冬が、危ないんだとか…!(まさに今年自分がそうなんですが)

これを防ぐには、短い日照時間の間に寒くともしっかりお日様の光を、体で浴びておくことが大事なんだそうです。

簡単で単純だけど、やっぱりスカっと晴れた日は気分も明るくなりますものね。

そして室内に居る時も、自分で楽しみを見つけて人との関わりを大事にしましょう。

金銭的に余裕があれば、暖かくて明るい南国に逃げてしまうのが効果テキメン!なんですけどね〜。

私も、上記のことを自分に言い聞かせて今年の冬を乗り切りたいと思います。

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