2012年ミシュランに選ばれたレストラン
コペンハーゲンと聞いてグルメを思い浮かべる人はあまりいないと思います。が、最近コペンハーゲンのグルメは熱いです!
2012年、最新のミシュランガイドでコペンハーゲンは14の星を獲得。これはパリ(111)には到底叶いませんが(もちろん東京にも)、北欧では最高の星数になります。ちなみに、ストックホルムの星数は8、ヘルシンキは6、オスロは3。また、グルメで知られるイタリアの街ローマの星数が15、ミラノが14、フィレンツェが6であることを考慮すると、コペンハーゲンはかなり頑張っていることがわかると思います!
というわけで、今回は2012年のミシュランに選ばれたコペンハーゲンのレストランを紹介させていただきます☆
(上記写真 レストラン・レレ(Relæ)、撮影者: P-A Jörgensen)
まず、今回の発表で驚きだったのは、北欧の創作料理レストラン「レレ(Relæ)」が一つ星を獲得したこと。上記写真がレレの内装なのですが、見てのとおり非常にシンプル。フォークとナイフは安物、椅子は中古品...とにかく食以外のすべての無駄を省いたレストランです。私はレレで1度食べたことがありますが、やはり内装はチープな感じがして「ミシュラン」とはだいぶ違う印象でした。笑。でも、食事はさすが。実験的な創作料理を楽しませていただきました^^
実は、レレを立ち上げたのは、世界一に選ばれたレストランNOMA(ノーマ)で働いていた2人。下記の右写真(撮影者:P-A Jörgensen)の右メインシェフのクリスチャン(Christian Puglisi)は、わずか29歳。今回のミシュラン一つ星獲得に関しては、(店のコンセプト的にミシュランの範疇外だと思っていたため)まったくの想定外で、半ばショックを受けたようです。でも、やっぱり嬉しいらしいですが。笑。
(左写真の看板は筆者撮影)
ノーマ(NOMA)は、3つ星ならず2つ星。けれど、ノーマがデンマークのグルメを盛り上げているのは確かです!ノーマのシェフであるレネ・レゼッピ(René Redzepi)は、ノーマで働いていたスタッフが独立して自分の店をもつことにはポジティブ。それはまるで自分がコペンハーゲンという地域の食づくりをしているようで、非常に嬉しいことだと語っています。
また、コペンハーゲンには、世界一のレストランのみならず、世界一のシェフもいます。ラスムス・コフォード(Rasmus Kofoed)です。彼は2011年に世界一のシェフに選ばれましたが、今回のミシュランでは、彼がシェフとしてキッチンに立つゲラニウム(Granium)が初の一つ星を獲得しています。
下記、2012年のミシュランで星を獲得したレストランです。
2つ星
Noma
1つ星
Kong Hans Kælder
Søllerød Kro
Era Ora
Formel B
Geranium(2012年初)
Grønbech & Churchill (2012年初)
Relæ(2012年初)
Den Røde Cottage(2012年初)
Kiin Kiin
Nimb Herman
Kokkeriet
AOC
ちなみに、私が訪れたなかで、個人的にお勧めするのはフォーメル・ビー(formel B)。左写真のレストランです。落ち着いた雰囲気のなか、比較的リーズナブルにアラカルトを楽しめます。
グルメ好きの皆様、コペンハーゲンに遊びに来る際には、ぜひミシュランに選ばれたレストランで食事を楽しんでみてください^^♪
突然行こうと思い立っても予約でいっぱいなことが多いので、事前にネットで予約して行ってくださいね~!
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